小さな話
□苦手=好き?
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「綱吉く〜んWw」
その人は何時も突然やってくる…
今日は、いつも一緒に帰っている獄寺くんはイタリアにダイナマイトを仕入れに行っていていない。山本は部活があるから今日は一緒に帰ってはいなかった。
だから、今日俺は一人で家路についていた。
「はぁ〜今日は平和だなぁ〜二人のケンカ(獄寺君の一方的な)を止めないで帰れるんだもん」
とそんな事を考えながらのほほんと歩いていると。あの人の声が聞こえて来た……
俺の平和は今この時をもって壊された…
「クフッ綱吉くんWw今お帰りですかWw?」
「そうですよ…」
俺は、素っ気なく返事をしたのに…。
「クハッそうですか。僕も今帰りなんですよ。やっぱり僕と綱吉君は運命の赤い糸で結ばれているのですねWw」
…また始まった。俺はこの人…骸のこうゆう妄想を言う所が苦手だった。
(はぁ、妄想を始めると止めるまでずっーと話してるからなぁ…そろそろ止めないと恥ずかしいし、近所迷惑だよな…ヨシッ)
「骸も一人なら一緒に帰らないか?」
「…はいっ!!」
それは嬉しそうに微笑まれた。俺はその笑った顔を見てドキッとした。骸の笑った顔を見ると俺の心臓はドキドキとなりっぱなしになる。これも骸が苦手な要因の一つだった。