BOOK1

□幼馴染
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私、山本彩は、幼馴染である渡辺美優紀に恋をしている。
家が隣同士でよく行き来して私が帰ってくると私の部屋のベッドで寝ていたりする。

そんな姿を横目に、
すぐにでも襲いたい感情を抑えて美優紀を起こす

「美優紀、
ただいま〜、帰ったよ
起きて」
「...」
「おーい、美優紀さーん」
「ん、彩ちゃんおはよ」
「おはよ、なにしてんの、人の部屋で」
「いいやん、幼馴染の特権やん」
「特権もなにも、人の部屋やで
人のベッドで寝らんで」
「えー、だって彩ちゃんの匂いするんやもん」
「人の気も知らんで...」
「ん?なんて?」
「な、なんもないわ」
「ならいいやん」
「ま、ええわ」

人の気も知らんでそんなん言うたら
もっと襲いたくなるやん
誘ってんのか、無意識で言ってんから
怖いよな
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