BOOK1

□騒がしい
1ページ/1ページ


「さやかちゃん」
そう美優紀に呼ばれて、
後ろを向く



「な、なんや」
「なんもないで〜///」
「何照れてんねん」
「さやかがいけないんやよ」
「なんやねん、それ」
「さっき急にイケメンになるから…」
「///」
「今ゆうことちゃうやろ///
メンバー居るんやから」
「えー、いいやん別に」
「いややわ」
「そんなこと言って、ほんとは...

今すぐ抱きたいんやろ?///」



事の発端は
数時間前...
それは相部屋でのこと、、、
「さやかちゃん、起きて...」
「んン〜〜」
「さやかちゃん...
起きひんなら、一週間エッチ禁止やからな!!」
「えッ!いやや!起きる!起きるから」
「フフフッ」
「なにニヤけてんねん」
「えー、だって〜
そんなにエッチしたいん?って思って」
「当たり前やろ〜...

こんな可愛い彼女が毎日裸で寝てんねんから///」
「///」
「美優紀」
「さやかちゃん」
「、、、///」
「みゆ ンッ」
「もぉ〜...
朝からシたくなったやんか〜、美優紀のせいやからな〜」
「えー、なんでよ〜」


「なんでよ〜」と言いながらも、彩に身を任せようとしたその時!




ゴンゴンゴン!!!

「ねぇ!
いるー???!!!」
「起きてんのー?」
「なぁ!」

2人の甘い雰囲気をぶち壊しにやってきたのは...そう、こうゆう時にたまに空気が読めないあの人。

「「ゲッ!」」

菜々ちゃん...

「山田かよ」

そう一言言ってから、彩はドアに近づき
「起きてるわ!アホ!、今からスるねん!!
邪魔するな!」
「さやかちゃん///」

「えー、なんなん、
朝からいやらしいわあー
みるきーもきーつけよ、
その猿!!」

「誰が猿じゃッ!」
「菜々ちゃんありがとう!」
「なんやったんやろな、用事」
「ま、ええわ」
「さやかちゃん...」

美優紀にまた、名前を呼ばれ
美優紀を見るといつも以上にトロンとした目でこちらを見ていた。
「ん?なに?みゆ ンッ!」
「どうしたん?ほんとに」
「ずっと、シたいんやけど、、、」
「あ、ごめんな。」と言って美優紀を抱っこする形にはいる
、、、そしてチラッと時計をみて思い出す。


それは昨日のこと、マネージャーから相部屋を伝えられた時、「あ、あしたは、入りの時間早まって13時からになりまーす。時間には遅れないで来てくださいね〜」
「「はーい」」
元気な声で皆返事をして部屋へ帰っていった。



...
え!待て待て、収録の時間は
えっと、確か13時だったよな
だから30分前に現場行かないとだから...
てことは、12時30分に、、、



「え、やばいやばい!
美優紀!服着て!
12時45分やで!遅刻やぁーーーーー!!」
「さやかちゃん...」
「終わったら、終わったらたっぷりシよな?!」
「う、うん」
「いやか?」
「うんん、大丈夫」
「そっか、じゃ仕事頑張ろな?」
「うん!」

そうして今に至る。
2人はお預け状態でギリギリでスタジオに入るも
2トップなだけあって、まぁ許される。
ほんとは良くない事だけど。
みんな承知の上か、、、
山田のやつが伝えてくれたんかな
あとでお礼言わんとな...



「あぁぁぁ!!
やっと終わったー!!」
「うるさい!彩!」
「岸野こそうるさい!」
「は!何も言ってないやろ!」
「あぁ?やんのかー?こら!」
「うわッ!やめろやめろ〜!!
みるきー、彩どうにかして!」」

「さやかちゃん!」
後ろを振り返ると美優紀が立っていた

「部屋帰ろ」
「ん。わかった、よし!帰ろ!
美優紀、手!」
「あ、あうん!」

いつも美優紀からリードされてるし繋いでもらって、
キスも美優紀から
たまには手ぐらい自分からいっても
いいよな、たまに、、、

ガチャ
ドアを開けると、、、
彩はもう、お猿さんになっていた

「みゆき」
「さやかちゃん」
「我慢できひん、ここでシていい?」
「いやや
ちゃんとベッドでシたい...」
そうゆう、彩は俯いてしまった
あ、これはやってしまったと思いつつ
彩の顔を覗き込むように
した途端...


「ヨイショ、姫をベッドまでお連れします!!」
とかなんとか...ブツブツゆってる

なんて張り切ってゆうもんだから
ニヤけてたら彩に

「なに?そんなに嬉しいん?お姫様抱っこ」
「ん〜、そやで!!!」
「じゃあ〜、そんな姫を
めちゃくちゃに愛しますか!」
「やった〜」
その一言で彩はスイッチはオフからオンに

その後、わたしが無理ってゆうまで
たっぷり愛されましたとさ。




---
後日、
「彩あの後シたんー?」
「はっ!うるさい山田!」
「え、なんな〜ん聞いただけやんか」
「うるさい、ババア!」
「ババアちゃうわ!」
「はいはい」
「まぁ、大事にしたり、ちゃんと」
「そんなん、山田に言われなくてもわかってますー」
「それより、あいなの所行かんでええの?」
「あ、え、
いくー!!」


なんだったんだろうかこの嵐のようなすごい勢いでかき乱して、去っていく感じ、、

そう思いながらも、その日彩は
昨日の最中の美優紀を思い出し、1人ニヤニヤしてたとさ



ちゃんちゃん!!
次の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ