BOOK1

□幼馴染
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彩は鈍感すぎて美優紀の気持ちすら分からなかった。

この時美優紀も彩に恋をしていたのだ。
美優紀は彩にこうしたアピールをしていたにもかかわらず
気づかないのは彩の方だった。

「今日、家帰るん?
ゆーても隣やけど」
「んーそやなー、
帰らん。
久しぶりに彩ちゃんとイチャイチャ
できねんから、
泊まる」
「///
わかった」
「なに照れてんのー?」
「あんなんされて、
この後もイチャイチャできるなんて言われたらそりゃ
照れるわ!」
「エッチ!」
「はあー?どっちがよ!
それは美優紀の方やろ!」
「エッチじゃありませーん!」
「はいはい」
「またそうやって!!」
「なによ」
「べっつにーー!!!」
「もぉ、なんなんよ」

そういつものようにたわいもない会話をして
楽しい時間を過ごすのだった。
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