神をも狂わすもの

□7. 心を蝕む何か
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エネルがまた用があるからとどこかに行ってしまってもう夕方。
私はエネルの部屋にあった林檎をソファに寝っ転がりながら勝手に食べていた。

林檎の芯はもう五つもテーブルに転がっている。
私は何故か不機嫌だった。

暇...エネルがいないと暇。

アッパーヤードから抜け出して、出掛けようかとも思ったがもう夕方だとわかるとそんな気も失せてしまった。

多分、エネルに捕まってさらに面倒なことになるだろうし...

私は林檎をかじったまま立ち上がると部屋から出て、すぐそこにいた侍女に話しかけた。

「ねぇ、エネルは何処?」

「申し訳ございません...わからないのです」

「ん〜...そうなのね」

侍女達も知らないのか、何処に行ったんだろう...
私はこれ以上聞き回るのを諦め、侍女に林檎を持ってきて欲しいと頼んで部屋に戻った。

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