神をも狂わすもの
□6. 心の空白感
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「あぁっ...ひゃぁぁっ...んっ...あさからっ...なんなのよっ...はぁんっ...」
「くっ...出すぞ...」
「ひゃぁぁあッ!!...んぅぁ...っ...」
昨晩ヤったばかりなのに朝から激しく私を抱くエネル。
また中に出された...朝から疲れちゃったじゃない。
油断も隙もありゃしない。
私は普通に眠っていたのに気がついたら挿入されていた。
事の始まりに起きていたわけでもないのに私のあそこは溢れていたし、私の体は何なのよ!!!
恥ずかしくなって私はエネルを見れなかった。
「寝込みを襲うのも悪くないな」
「や、やめてよ変態ッ!!」
私はエネルに枕を投げつけるとエネルは笑った。何よ...そんな楽しそうな顔するんだ。
「寝ていたのに溢れていたキルラも相当な変態だろう」
「黙れ!!///私そんなこと知らない!!」
私が背くとエネルは後ろから抱きしめてくる。
「少しは落ちたんじゃないのか?」
「落ちるわけない!!」
私は体を回しエネルを突き飛ばした。調子に乗りやがって...!!
私は心に決めた。今夜絶対に殺してやると!!
「読んだぞ」
私は背筋が凍った。
そうだ...こいつ...心鋼...!!
「ほんっと厄介!!」
私は体に布団を巻いて部屋のドアを開けた。
「どこに行くんだキルラ」
私が無視して歩き出すとエネルは後ろを追ってくる。
私はすぐ近くに侍女を見つけ話しかけた。
「ちょっと何か羽織るものとかない?」
「羽織るものですか?...女性ものは...」
「エネルのでいい」
「おいキルラ」
私はエネルの腹に一発入れながら背伸びをして顔を思いっきり近づけ睨んだ。
「あんたに服破られたんだよ!!」
「...裸でいろ」
「ふざけるな、死ね!!」
侍女は暫くして白い毛皮の羽織るものを持ってきてくれた。
私は受け取りその場で羽織る。
「ありがとう、助かった...あとはエネル、私に部屋!!」
「俺と同じでいいだろう」
私はむすっとしてエネルを睨む。何か考えると心鋼で読まれてしまうから...
「まぁ、もう...それでいいよ...部屋に戻る」
「そうか、俺は少し用がある」
お...!!
私はエネルと離れられる時間ができて少し安心した。
エネルは部屋とは反対の方向に歩き出し、私は部屋の方向に向かった。