神をも狂わすもの

□5. 二度目の人生の初日は...
2ページ/2ページ


「続けて...もっとしてほしい...」

最悪よ...私がこんなこと言うなんて...エネルに言えるなんて!!!

「...もう俺も限界だ」

私は何が限界なのかわからなかったが、エネルがズボンに手をかけたのを見て察した。

まさか...

「何を...する気...」

「お前が考えていることであっている」

エネルはそれを露出すると、私の秘部に当てがう。
私の腰はそれだけで動いてしまう。

「んぅっ...エネル...ほんとにそれ...入れるの...ぁあっ」

「お前が死んだ後、この6年間俺がどれだけ我慢したと思っているのだ」

エネルは熱いものを当てたまま上下に滑らせる。
もどかしくなった私は、入れるならさっさと入れて欲しいと思った。

「はぁ...はぁ...ぁあっ...もどかしぃっ...んぁあっ」

「嫌いな俺を欲しがっているのか?」

いちいちエネルは"嫌いな俺"という言葉を使ってくるため、その度に嫌な気がするが、もうこんなに気持ちよくなってしまった体はエネルを欲しがるしかなかった。

「エネルっ...もう...あぁっ...欲しいっ...」

私はエネルの手を掴み指を絡めた。

復讐したい相手なのに...大嫌いなのに...
今はこの快感から抜け出すためにエネルが必要だった。

「キルラ...可愛いな...」

「んんっ...あぁぁっ!!!ひゃぁっ...あんっ...気持ちいぁっ...」

私の中にゆっくりエネルの熱いものが入る。
完全に入るとエネルは腰を動かし始めた。

「あぁんっ...やぁっはげしいっ...ばかぁっ...うぁっ...」

「はぁ...ばかとはっ...なんだ......くっ...」

エネルの熱いものが子宮の奥に当たる度に私の体は仰け反ってしまう。こんなに気持ちいいなんて...

...もうイきそう...

「もう...くぁっ...イきたいのかっ...おれも...」

「はぁ...んぅっ...イき...そっ...ひゃぁんっ!!!!!!」

エネルは私の中に熱い液体を放った。

「はぁ...はぁっ...ばかぁ...」

「はぁ......きもちよかっただろう?」

「...うるさ...いっ///....はぁ...」

確かに気持ちよかった。私がエネルにやられて気持ちいいと思ってしまうなんて...
エネルが私の中から出すと、熱い液体が出てくる。

「6年も我慢していたんだ...達するのが早かったな」

「何で...6年も...そこらの侍女とやったんじゃ...ないの...はぁ...んんっ...」

エネルは私の中から出てきた液体を付けた指を私の口に押し込んでくる。初めての味よ...

「んんっ...なぁにっ...んぅ...」

「俺はお前を好いているんだ...他の女を抱いたところで満足しない...そもそも勃たないのだ」

私はエネルのその言葉を聞いて少しドキッとした。意外と...こんなにも一途なんだと感じてしまった。

はぁ、こんなことされてしまったから心がおかしくなってしまったのよ...

だからと言って復讐をやめるわけにはいかない。

エネルは私の口から指を抜くと、指についた私の唾液を舐める。

「やっと手に入った...キルラ...」

満足そうな笑顔ね...私はエネルのものでは無いのに。ただ勝手に連れて来きただけなのに。

エネルは私の腕を引き、体を起こしてくれた。そしてそのまま抱きしめられる。

「これからお前はここにいろ」

「だったら部屋をよこせ、あと服もよ」

「口が悪いぞ」

私達はベッドに行き、そのまま眠りについた。


本当に疲れた一日...。
私が歩む二度目の人生の初日は復讐を果たすどころかエネルに抱かれただけだった。


次の章へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ