神をも狂わすもの
□3. 月女神の復活
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スカイピアに着いたのはいいが何か様子がおかしかった。
何だかスカイピアの住人の元気がないというか...怯えている感じだ。
私は不思議に思い、目の前を通り過ぎようとしていた女に声をかけた。
「スカイピアに何かあったの?」
「え...?何を言っているんですか?あなたはここの住人では...」
「いや、私の出身はビルカ」
「え...ビルカはもう」
「無くなったわよね」
女は突然震え出した。何故...?
「どうかしたの?そうだ、エネルのこと知っているかしら?」
「はっ!!そ、それは」
女は恐怖に怯えたような顔になり私から退いた。明らかに知っているって言う顔ね...でもどうしてそこまで怖がるのか...
「はっきり教えて!!」
____ドカーンッ!!!
「は...?」
私は目の前で何が起きたのかすぐには理解出来なかった。
煙の中から出てきたのはさっきの女とは思えない死体...
誰!?何故この女を...!!
まさか...エネル!?
私は空を見渡したが何もいない。
だけど...こんな姿の死体にできるのはエネルしか知らない!!