劇場版＆番外編
□Happy Merry X'mas
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「◇◇はあまり酒を呑まないよな」
「お付き合い程度ですかね」
「僕は見たことがないが、強いのか？」
「んー、機会がないですもんね。普通だと思います」
にこーっといい笑顔で零さんが差し出してきたシャンパン。
うん…話題に出た時点でそんな気はしてました。
「零さん、今年はクリスマスしないって言ったじゃないですか」
「サプライズだよ」
「むー…嬉しいです」
クリスマスイヴは仕事だからと、プレゼントは前回会ったときに交換してある。
今夜会えたのは本当に偶然であり奇跡だった。
「シャンパンに合うもの何か作るよ」
「え、嬉しいですけど零さんさっきまで仕事で疲れてるでしょう？私が」
「そんな凝ったものは作らないから大丈夫。こんな時間に君に水仕事なんてさせられない」
零さんの料理は基本的に凝ったものが多いと思うんだけど。
でもシャンパンでクリスマスパーティは嬉しいなぁ。
あっという間に美味しそうな料理が並んで、どこのソムリエかと言いたくなるほど優雅にシャンパンを注いでくれる。
「ところで」
「はい？」
「◇◇は酔うとどうなるんだ？」
「眠くなっちゃいます」
→P.2
「楽しい気分になります」
→P.3
「実はよく覚えてなくて」
→P.4
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