劇場版&番外編
□終章
1ページ/1ページ
「安室さん気付いてたんですか!?彼女が安室さんのこと本気じゃなかったの!」
「これでも人の感情には敏感なもので」
「私も敏感だと思ってたのに悔しい…」
「普段平然としてる◇◇さんが嫉妬してくれてたまらなく可愛かったです」
「…うるさいです」
あっけからんと言われてちょっとショック。
"好きな人を止められなかった"…か
私は、安室さんを止められるのかな。
理由は知らない。
でも、以前見たあの目と言葉は本気だった。
『殺したいほど憎んでいる男がレフティなだけですから…』
「◇◇さん?」
「…え?」
「どうかしたんですか?」
「ううん、なんでもないです。お腹空きました!」
「帰って夕食にしましょうか」
ずっと隠し通せるものでもないのかもしれない。
でももし彼に何かあったときは、彼が後悔しない方法を一緒に考えよう。
ずっと傍にいるって約束したから。
おまけ
『ご苦労だった』
「赤井さん…今度からはもうちょっとちゃんと説明してくださいね」
『時間がなかったのでな。すまない』
「◇◇さん。僕に内緒で赤井と電話ですか?」
「内緒もなにも目の前で電話してるでしょ!」
『やぁ安室君。相変わらず◇◇は優秀で助かるよ』
「お前のものじゃないぞ赤井ィィィ!!」
.