神様の気まぐれ

□第6話
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「「あれ?コナン君」」

「あ、お姉さん達」

「学校はどうした?」

「小学生がサボリなんて。いけない子だね〜」

「…ボク、お姉さん達に名前教えたっけ?」



◇◇と◆◆はクスクスと笑い、コナンは呆れ顔。

先日までとは違い警戒心がないところを見ると、赤井と相談済みと言ったところか。



「ところで小学生(仮)」

「…いちいちツッコまないからね」

「今日は学校でしょ?本当にサボリなの?」



今は平日のお昼前。

こんなところに小学生がいると補導されるのではないかと心配した。

が、聞くところによると今から博士のところへ行くという。

そこで◆◆はピン!と思いついた。



「コナン君、マカデミー賞の授賞式っていつか知ってるか?」

「今夜だよ?」

「あ、なるほど」



それを聞いた◇◇も納得する。

コナンはその様子に怪訝な顔を向けた。



「優作先生が受賞されたら、おめでとうって伝えておいて」

「あたしらの存在知らないだろ」

「あ、そっか」

「ファンからだと言っておいてくれ」

「…本当に何でも知ってるんだね」



◇◇が首を横に振る。

知っているのは彼らの人生におけるほんの一部だけなんだと。



「バーボンは手強いだろうけど、頑張ってねコナン君!」

「沖矢さんによろしくな」

「ねえ!お姉さん達の名前は?」

「私は◯◯◇◇だよ!」

「●●◆◆だ、よろしく」

「終わったらお姉さん達のこと教えてね!」



その可愛らしいお願いには返事をせず、2人はコナンと別れた。





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