短編&リクエスト
□No.2
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ことの始まりは◇◇の話。
最近、◆◆と2人でよく行くバーについて。
たまたま安室にその話をした夜、一緒に行こうということになった。
原作でも安室がお酒を飲んでいるシーンは見かけなかったため興味がある。
◇◇の自宅から近いこともあり、2人で歩いていくことにした。
そう。
ここは◇◇と◆◆の行きつけのお店。
「何故お前がいるんだFBI」
「◆◆とデートだ。問題でもあったかな?」
お店に入ると、そこにはカウンター席に並ぶ見慣れた2人が。
「まさか◇◇も来るとは。運命だなダーリン」
「さすが私たち息がピッタリだねハニー」
「「おい」」
険悪な男性2人とラブラブな女性2人。
イチャつき始めた女性2人に即座にツッコミが入った。
赤井、◆◆と並んでいた隣に、◇◇、安室と並ぶ。
いつも良くしてくれるバーテンダーは異様な場の空気を気にもしていない。
「俺の一番の恋敵は◇◇じゃないかと思うことがあるな」
「◆◆がダーリンって呼ぶのは私だけですから譲りませんよ?」
「…2人とも何を張り合ってるんだ」
「◇◇、何飲みますか?」
「うーん…最初は軽いのにしようかな。安室さんは?」
「そうですね…」
「赤井さんがバーボン飲んでる。安室さんがライにするとちょうどいいんじゃないか?」
「絶対に嫌です」
「何がちょうどいいんだ?」
「私たちのテンションが上がるよ!」
◇◇が嬉々として声を上げるが、あっさり無視された。
マトモに相手をしてもらえるとは思っておらず、女性組はクスクス笑う。
お酒を進めつつ、安室の様子を観察する◇◇。
赤井がいることで冷たい空気は相変わらず。
だが、いつ切れてもおかしくないような張り詰めた糸のような程ではなくなっている。
気掛かりな点はあるが、今は考えないことにした。
そんな◇◇の雰囲気を読み取ったのだろう。
◆◆が◇◇の頬を軽くつついた。
今日は珍しいメンツでのお酒を楽しもうという2人の気持ちが繋がる。
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