短編&リクエスト
□D
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帝丹高校女子バスケ部
関東でも全くと言っていいほど有名ではなかったそのバスケ部が突如台頭した時代があった。
否、有名ではなかったというには語弊がある。
当時、帝丹女子バスケ部は存在しておらず1人の女子生徒によって発足。
『ねぇ◯◯ちゃん!私とバスケ部作らない!?』
ぱち
目を開けるとそこは自宅にあるベッドの上。
懐かしい夢を見た。
昨日届いた彼女からの手紙が原因かな。
このデジタルな時代にわざわざ手紙を寄越す辺り、彼女も変わっていないようだ。
手紙と一緒に同封されていたチラシを見る。
ストリートバスケトーナメントのお誘いだ。
顔を洗いトレーニングウェアに着替えて、朝のランニングへ出る。
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