第1章

□第2話
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ーーーピンポーン



「◇◇さんおかえりなさい!」



勢いよく扉を開けて出迎えてくれたのは蘭ちゃん。

ここは毛利探偵の自宅。

昨日、米花町に帰ってきたことをコナン君に連絡したところ、蘭ちゃんが夕飯を一緒に食べようと誘ってくれたのだ。



「蘭ちゃんただいま。それからお邪魔します」

「◇◇さんおかえり!」

「コナン君も、ただいま。メールありがとうね」

「全然連絡くれないから心配したよ」

「ごめんね。にしても二人とも『いらっしゃい』よりも先に『おかえり』って。ものすごく嬉しいんだけど!」



他愛ない話をしながら、夕食を作る。

座っててと言われたけど、蘭ちゃんと一緒に料理してみたかったと言えば嬉しそうに承諾してくれた。

相変わらず、なんて可愛い子なんだろう。

そりゃ新一君もベタ惚れだよね。



「ところで、今日は毛利さんは?」

「お父さんなら、昨日あった事件の事情聴取で警察に行ってます」

「おじさん帰ってくるの遅くなるって言ってたよ」

「そうなんだ。挨拶したかったけど残念だね」

「それなら今日は泊まっていきませんか?」

「え!?でも着替えも何も持ってきてないし突然悪いよ」

「服なら私のがあるし、下着も新しいのがあるので使ってください!」



下着という単語に赤くなったコナン君がそそくさとキッチンから出て言った。



「ね?私、◇◇さんともっと喋りたいです!」

「もう〜そんな可愛いこと言われたら甘えるしかないじゃない。じゃあ私からも一つお願い」

「なんですか?」

「お礼に今度、蘭ちゃんに新しい下着プレゼントさせてね」

「えぇー!?」

「蘭ちゃんとお買い物したいの。ね?」

「…ふふ。はい、ありがとうございます」





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