第2章

□第32話
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コナン君から朝早く連絡が来た。

事情はあとで説明するから、とにかくポアロに来てくれという。

お店の前まで行くと、コナン君が探偵バッジで光彦君と話してた。

店の中で待っててと言われたのでひとまず中に入る。



「いらっしゃいませ。あ、◇◇さん」

「おはよう梓ちゃん。アイスティーお願い」

「◇◇さん、おはようございます。もしかしてコナン君に呼ばれたんですか?」

「安室さんおはようございます。よく分かりましたね、何かあったんですか?」



挨拶をしていると、お店の前に居たコナン君が苦い顔で入ってきた。

子どもたちと話してたみたいだが、どうかしたんだろうか。

コナン君と並んでカウンターに座っていると、電機屋さんが入ってきてケーキのストッカーを調べ始めた。

昨晩作ったケーキが型崩れしていて、今日が初めてではないんだとか。

確かに、見せてもらったケーキは以前私が見たものと違い崩れきっていた。

食べさせてもらったけど、味はいつも通り美味しい。

首をかしげていると、子どもたちが勢いよく飛び込んで来る。



「「「えぇ〜!?」」」

「ケーキ無いのかよ!」

「だったら最初からそう言ってくださいよ!」

「だから言おうとしたらお前が!」

「あーあ…楽しみにしてたのに」



業者の人が調べたが、異常は見つからないらしい。

ストッカーが壊れていないのにケーキが型崩れするなんて確かに変だ。

そこへ突然声を上げた歩美ちゃんがお店を出ていき、子どもたちが追いかける。

私もついて行こうかと思ったが、コナン君に待ってるように言われた。





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