パパとセンセイ

□パパとセンセイ 4
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食事が進むに連れ、ジェクとジェボムさんはなんだか意気投合しだしお酒が進み始めた。


ユギョムくんは、僕の所で眠ってしまっていた。

ベムくんは、ヨンジェセンセイの所で眠ってしまっていた。

さすがセンセイだね。

すっかり仲良くなっちゃってる。



「男手一つで子供を育てるのは大変ですよね。」

「そうですね。」

「ジニョン!これからも何かある時はベムの事頼んでいいかな?」

「別に構わないけど…。」

「持つべきものは友達だな。」

「ジャクソンさん。僕も協力しますよ!」

「ヨンジェ先生?ありがとうございます。」

「ハハッ、ジニョン俺もお願いしてもいいかな?」

「ええ。もちろんです。」

やっぱり、ヨンジェセンセイ…。




僕とヨンジェセンセイはユギョムくんとベムくんをベッドに連れて行き寝かせた。

「あの…ジニョンセンセイ?」

「はい。」

「ジニョンセンセイとユギョムくんのお父さんってお付き合いされているんですか?」

「えーっと、まぁ…。」

「本当ですか!じゃあ、僕がジャクソンさんの事好きになっても大丈夫ですよね?」

「やっぱり…。そうじゃないかな?って思ってたんです。」

「バレてました?」

「はい。」

ヨンジェセンセイは、照れ臭そうに下を向いていた。

僕は、ヨンジェセンセイの手を取り『頑張ってください!』と伝えた。





リビングに戻ると、2人は昔から仲が良かったかのように楽しそうに飲んでいた。

「大丈夫ですか?ジェボムさん?」

「ジニョン?大丈夫だよ。ジェクは楽しい人だね。」

「そうなんですよ。俺は楽しい人なんです。」



その後も2人は盛り上がりテーブルにあったお酒を飲みほし眠りについてしまった。



あ〜あ、やっぱりこうなったか…。


あれっ?ヨンジェセンセイどこ行ったんだろう?


部屋の中を見渡すと驚く光景が目に入った。


ヨンジェセンセイは、ジェクの隣で寝てしまっていた。


おまけにジェクはそのヨンジェセンセイを抱きしめていた。


あらあら。


僕は、部屋に行き掛ける物を用意して2人の所に戻った。


気持ち良さそうに寝ている2人にそれを掛けてあげた。


そう言えば、ヨンジェセンセイってジェクの好きなタイプかも…。


さっきも、そうだけどもやっぱりジェクも…。



僕がそうだからって言うわけじゃ無いけどこの2人も上手くいくといいな。


ソファーで寝てしまっているジェボムさんにも掛け布団を掛けてあげて僕は片付けを始めた。



さてやりますか。



それにしても、みんなたくさん飲んで食べててってしたな。

あんなにたくさん作ったのも久しぶりだったけど、これだけ綺麗に食べてくれるのは嬉しいな。



片付けを終えテーブルを移動しソファーの下で寝る準備をした。


眠る前にジェボムさんの顔を見ていると…。

「いつまで見てるんだ?」

「ジェボムさん、起きてたんですか?」

「ん?ジニョンが側にいる気配がしたからキスでもしてくれるのかと思って待ってた。」

「ジェボムさん…。」

「ほったらかしにしててごめんな。」

「お仕事なんだからしょうがないですよ。」

「それにユギョムの事も…。」

「ユギョムくんの事は僕がしたくてしてるんです。」

「ありがとう。ジニョン。」

ジェボムさんは、僕を引き寄せキスをしてくれた。


「ところでジニョンはどこで寝るんだ?」

「僕は下で寝ます。」

「確かにここじゃ狭いもんな…。じゃあ、俺も下で寝る。」

「そんな、ジェボムさんは疲れてるんですからソファーで寝て下さい。」

「ジニョンは俺と寝たくないの?」

「そんな…事は…。」

「久しぶりなんだから、一緒に寝よう。」

ジェボムさんは、ソファーの下に降りてきて僕の隣に来た。

そのまま、僕はジェボムさんに抱きしめられ一緒に眠りについた。
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