運命の糸

□運命の糸 2
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俺は、3歳の時にこのchild houseの前で捨てられた。

よくある話だ。

『ここで良い子にして待ってて。すぐに戻るから。』

そう言って俺の親は戻って来なかった。

でも、ここに来て良かったと思う事もあった。

ご飯が食べれる事。

温かい布団で寝れる事。

いつも賑やかな事。

ここにいる人達がとても温かい事。

ある意味捨てられて良かったのかもしれない。


だけど、1人になるとやっぱり何処か寂しくて側に誰かにいて欲しいと願ってしまう事もあった。


その場所で俺はとても大切な人と出会った。



ある日、いつものようにみんなであそんでいると門のところになにかがおいてあることにきづいた。

門のところからなんとかして中をみてみるとそこにはとてつもなくかわいい赤ちゃんがいた。

おれは、すぐに先生をよんだ。

先生は、すぐに家の中にその子をつれていった。


おれたちも、家の中にはいりまたあそびはしめたがさっきの子の事がきになってしょうがなかった。



ガラガラ


先生がさっきの子をだっこしてはいってきた。

「はい!みなさん。新しい弟ですよ。仲良くして下さいね。」

『は〜い!』

「この子のお名前はジニョンくんって言います。よろしくね。」

ジニョンっていうのか…ってことはおとこだよな。

「あ〜。」

ん?

その時、おれはジニョンにそでをつかまれていた。

「あら、ジェボムくんの事気にいったのかしら?」

「そうかな?」

「先生!ちょっといいですか?」

「はい!じゃあ、ジェボムくんジニョンくんの事お願いしてもいいかな?」

「はい!」

おれは、先生にジニョンをまかされた。

おそるおそるだっこをしてみるとその子はとてもかるかった。

ちゃんとたべてんのか?

でも、ほんとうにかわいいな。



ガラガラ


パタン


先生がへやをでるとみんながおれとジニョンのそばにちかづいてきた。


『わ〜!可愛いね。』

『ちっちゃいね。』

「お前ら騒ぐなよ。」

『見せて見せて!』

「順番だぞ。」

『は〜い!』

「よろしくな。ジニョン。」

「あ〜。」



その日からジニョンは、みんなの弟になった。

それと同時に、俺はジニョンにとてつもない恋心を抱いてしまっていた。
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