JJの恋模様

□J Jの恋模様ージニョン3ー
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ドラマも終わって、いよいよグループでのカムバックが始まる。


ジェボムヒョンとの関係も良くて仕事も順調だし幸せなんだけど…今回のカムバックが凄すぎてちょっと気後れしてる感じかな。

何でかと言うと、今回はファンから要望の多かったスーツを着てのパフォーマンスになるからだ。

スーツを着る事は多くあるから嫌では無いんだけど、ダンスを踊るとなると色々な点に注意をしないといけなくなると思うんだ。

例えば、うちのグループはとても汗かきさんが多いと言う事とか…。

ワイシャツを着てのスーツなら、汗をかいても何とかこなせるけど、今回は地肌にスーツだから汗をかくと生地が体にフィットする分動きにくくなると思うんだ。


それを踏まえて、衣装合わせの日僕は自らスタッフさんにお願いをした。


スタッフさんは、色々と試行錯誤してくれたみたいで出来上がりは完璧だった。

いよいよ、僕らの活動が本格的に始まる。

今回も思い切り楽しもう!




そう思っているのに、個人での仕事もたくさん入ってきてる。

お仕事を頂けるのはとても有難いし、嬉しいんだけどジェボムヒョンと会う時間もなかなか作る事が出来なくなってる。


寂しいな…。


「どうかしたのか?」

「マネヒョン…。」

「おいおい、随分と沈んでんな。」

「だって、ジェボムヒョンに会えない…。」

「あ〜、そうだな。今は個人の仕事が続いてるからな。」

「う〜〜〜。」

「まあ、もう少し我慢だな。」

「もう少し…。」

「そう。」

「わかりました。」

はぁ〜。

そうは言っても、やっぱり会いたいよ〜〜。



「ほら、急げよジニョン。」

「ちょっ…まっ…。」

「ショーケースに間に合わなくなるぞ!」

「そんな事言ったって…。」

今日も、個人の仕事で後からの合流になっていた僕は前の仕事が少し遅れ、しかも道も混んでいたため余裕無くの会場入りになった。

「遅れました!」

「ジニョン、急いで用意して。」

「はい。」

慌しく着替える中、目ではジェボムヒョンを探してしまう。


いた。


あれっ?

ジェボムヒョンも、こっち見てる?

えっ?

えっ?

何…あの表情…。
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