JJの恋模様
□ JJの恋模様ーJB7ー
1ページ/4ページ
今回の音楽番組では、ジニョンと隣同士になる事が多かった。
そのせいか、俺のテンションは常に上がっていていつもよりジニョンと触れ合った。
俺達のアイコンタクトも慣れたもので、何時も以上に目を合わせる事が多かった。
そんな中でも、ジニョンは忙しく自分の仕事をこなしていた。
こんなに頑張っているジニョンを甘やかしてやりたいと心の底から思っていた。
ある日、SNSのチェックをしているとジニョンが今やっているドラマにカメオ出演する事になったと載っていた。
だからか…。
カムバックと同時にドラマ撮影なんて確かに大変だったよな。
その後もSNSを見ていると、今度はバラエティー番組の予告も入って来た。
あいつ、こんなに仕事してたのか?
体大丈夫なのかよ。
そんな心配をよそに、ジニョンは今回のカムバックを楽しんでいるようだった。
ジニョンは、大変な時や辛い時も余り弱音を吐かない。
だからか、何となく今回は少し無理をしているのでは無いかとも思っていた。
それに、俺自身もジニョンに触れられない事が限界に近づいていたのかもしれない…。
カムバックと同時にある、ファンイベントで俺はその鬱憤を行動に移してしまった。
相変わらず、シュとしているジニョンを癒してやろうと異様な程に側に居続けた。
俺の順番が全員終わり暇になるとジニョンの側に行っては『俺はここにいるぞ』みたいな事をしてみたり、肩を組んではコソコソ話をしてみたり。
最初は、ジニョンも笑っていたけど段々とムッとし始めた。
「もう!ジェボムヒョンやめて下さい。」
「なんでだよ!いいじゃんか。」
「良くないですよ。」
確かに、ジニョンは人前で余りベタベタするタイプでは無いが、よくよく思い返してみるとジニョンから俺に触れてくる事は多かった気がする。
なのに、俺がやるのはダメなのか?
なんか納得いかない…。
よし、ジニョンが嫌がるかもしれないけどもっとちょっかいかけてやろう!
それからも、俺は事あるごとにジニョンの側に行き『ジニョン〜。』と呼んでみたり肩を組んでコソコソ話を続けた。
メンバー達は、『ジェボムヒョンが壊れた。』なんて言っていたけど、俺は気にしなかった。
今は、少しでもジニョンの気を引きたくてしょうがないんだからさ。
カムバックの活動を続ける中、コンサートや音楽祭への参加も加わりさらに忙しくなっていたが、ふと俺はある事に気付いた。
そう言えば、俺とジニョンが付き合い始めてもう時期1年になるんだな。
何か、サプライズ的な事でも企画した方が良いかな。
何をするのがいいかな?
下手にやり過ぎてもしょうがないし…。
取り敢えずは、休みが取れるかが問題でもあるし。
色々な事を考えてみるが、コレと言うものが見つからない。
何がいいんだ?
わからない。
ネットで検索してみても、コレって言うのが出てこない。
そうだ…。
マネヒョンに聞いてみるか。