JJの恋模様
□ JJの恋模様ーJB6ー
1ページ/3ページ
今度のカムバックは、どんなコンセプトがいいかな。
たまには、ちょっと違った形にしてみたい気もするんだけど…。
こう言う時は、メンバーを集めて打合せをするのが一番だな。
俺は、直ぐにマネヒョンに連絡してメンバーみんなを集めてもらった。
会社の会議室にメンバーが集まると相変わらずわちゃわちゃし始めた。
「ほら、お前ら今度のカムバックについて会議するぞ。」
『は〜い。』
「ねえねえ、アガセがよく言ってるスーツを着ようよ。」
「あ〜あ、そう言えばリクエストが多かったよね。」
スーツか…。
確かに、それも有りだな。
今回の曲調からすると、合うな!!
「それでいくか?みんなは、どうだ?」
「もちろんOKだよ!!」
「わ〜っ、今から緊張するよ。ちゃんと体作らないと。」
「本当だな。」
よし、俺も頑張るぞ。
そして、衣装合わせの日。
俺は、珍しくメンバー達より早めに着いて先に合わせる事が出来たが、何だか思っていたのとちょっと違うような…。
「普通のスーツじゃないんですね。」
「うん。今回はダンスを意識した形で作ったからね。」
確かに、スーツを着て踊ると体のキレが悪くはなる。
そう言うところまで考えてくれてるんだな。
『おはようございま〜す!!』
「あれ?ジェボムヒョン早いですね。」
「ああ。お前達も早く合わせて来いよ。」
「は〜い!」
メンバー達は、次々と衣装を合わせていった。
「うわ〜。なんか凄いね。」
「動きやすい。」
ははは。
みんな、思うところは同じかな?
あれっ?
そう言えばジニョンがまだ来てなくないか?
「なあ?ジニョンは?」
「え〜?知らな〜い。」
どうしたんだ?
その時、俺の背後から聞きなれた声が聞こえた。
「おはようございます。遅くなりました。」
「あっ、ジニョンくん。やっと来たね。早く合わせて見て。」
「はい。すみませんでした。」
ジニョンは俺と挨拶を交わす事もなく、衣装合わせに行ってしまった。
そう言えば、最近ジニョンとあまり触れ合えていないな…。