JJの恋模様
□JJの恋模様ーJB2ー
1ページ/5ページ
なんだかんだ考えてるうちに大晦日になってしまった。
今年のうちにハッキリさせたかったのに…。
でも、今日も有難い事に音楽祭があってジニョンと一緒にいられる。
今日を逃すわけにはいかない。
日本でのシングルリリースに伴う番組でジニョンが『JBさん大好き』って言ってくれたの本当に嬉しかったんだ。
テレビ番組だから本当の事なんて言えない分照れ隠しで否定ぽくしたけどさ。
でも、ジニョンだってあんな風に『当たり前だよ!』なんて否定しなくても良いと思うんだけどな。
あの時は、やっぱり間違っていたのかな…。なんて思ったけど俺の気持ちに間違いはない。
否定だって、肯定に変えてやる!
これは、根拠のない…気持ちだけなんだけどさ…。
音楽祭が始まり、今回怪我で参加出来なかったマークが心配しないように楽しんでパフォーマンスをした。
メンバーで写真を撮ってはSNSにアップして全員で参加している気持ちだった。
終わりが近付き、花道を歩きながらジニョンを探した。
近くにいたジニョンの肩を抱き一緒に歩き始めて俺は決心した。
今だ…。
今しかない。
ジニョンの耳元に近付き俺の気持ちを伝えた。
「ジニョン?俺、お前の事好きだよ。」
「急にどうしたんですか?」
ジニョンは、突然の事に返事は返したがキョトンとしていた。
「なんでか、最近お前が近くにいない事が寂しいんだよな。」
「だからって…。」
「それに、ジニョンに好きな奴がいるって聞いてムカついたし。他の奴のものになんのって嫌だって思ったし。それで、色々考えてるうちに俺…ジニョンの事が好きなんだってわかったんだ。」
「ジェボム…ヒョン…?」
「こんなんだけど…俺と付き合ってくれるか?」
返事がない…。
ジニョン…何か言ってくれ…。
「ジェボム…ヒョン…。」
「ん?」
ジニョンを見ると目は零れ落ちそうなほどの涙がたまっていた。
「本当に?」
「ああ。ジニョン…返事をくれる?」
「はい…。僕もジェボムヒョンが大好きです。」
ジニョンは、涙が吹っ飛んだように満面の笑みでそう答えてくれた。
良かった。
俺も、嬉しくなってニヤニヤした顔がおさまらなかった。
これからも、ずっとジニョンと一緒にいられるんだ。
このまま、ずっと。