パパとセンセイ

□パパとセンセイ 2
1ページ/5ページ



ん〜?

なんだかいい匂いがする。

何処かの家の夕飯かな?

夕飯…?

ヤバい。

ユギョムをジニョンセンセイに預けたままだ。

慌てて着替えているとユギョムが部屋に入って来た。

「あっ!パパおきた?ごはんだよ。」

「ユギョム?えっ?ごはんって。」

俺は、ユギョムに手を引っ張られ部屋の外に出た?

あれっ?なんだこの綺麗な状態は…。

山積みになってたダンボールが無くなっている。

玄関に繋がる廊下まで…。

まさか…?

えっ?ジニョンセンセイ。

何だよ、この美味そうなの。

ヤバい、腹減った。

「あの…すみません。勝手に…。」

「いえ、こっちこそすみません。」

「じゃあ、ご飯にしようか?」

「ごはん!」

ユギョムの奴すごい喜んでんな。

そうだよな、最近はコンビニのお弁当かカップ麺だったもんな。

でも、ジニョンセンセイってすごいな。

「じゃあ、いただきます。」

モグモグ

モグモグ

「ジニョセンセイ、おいしい!」

「本当に?良かった。」

ジニョンセンセイ、メチャクチャ可愛い。

それに、この料理…昨日もそうだったけどなんでこんなに美味しいんだ?

やっぱり、毎日作りに来て欲しいよな。

「ジェボムさん?お口に合いませんか?」

「えっ?いえ。すごく美味しいです。」

「良かった。」

なんだ、あの笑顔は…。




食事が終わり片付けをしているジニョンセンセイに呼ばれた。

「あのご迷惑かもしれないんですけど、冷蔵庫の中に作り置きを入れておいたのでレンジで温めて食べて下さい。」

「えっ?本当ですか?」

俺は、すぐに冷蔵庫を開けた。

こんなにたくさん?

「いいんですか?」

「自分の分も一緒に作ったので、大丈夫です。」

「ありがとうございます。」

「あと、ご飯は冷凍してるのでそれも一緒に温めて下さいね。」

ヤバい。

メチャクチャ、ジニョンセンセイの事抱きしめたい。

そんな気持ちをなんとか我慢し、俺はユギョムの所に行った。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ