my heart
□my heart 5
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「やっ…あっ…。ジェボム…さん…。」
「何だかんだ言っても、体は正直だな。」
「んっ…やっ…。」
「ジニョン、愛してるよ。」
えっ?
ジェボムさん…今…なんて…。
愛し…って…。
「素直になれよ。」
素直に…?
言っても良いの?
「ジェボム…さん…す……っき…。」
「ジニョン…。」
「やっ…はっ…。もう…。」
その瞬間、ジェボムさんと僕は同時にお互いを解放した。
中に放たれた衝撃に僕の体は震えが止まらなかった。
ジェボムさんは、そんな僕を見て優しく包み込むように抱きしめてくれた。
「やっと、素直になったな。」
「あの…実は…まだよく…わからないんです。」
「はぁ〜?」
「だけど…ジェボムさんに抱きしめられると安心するんです。なんて言うか…あったかい気持ちになるんです。」
「それだけか?」
「…それで、この気持ちって何だろうって思ったら『好き』って…。その瞬間つっかえてた物が取れたみたいな感じになったんです。」
「なぁ、ジニョン。それって俺の事大好きだと言っているようなもんだぞ。」
「えっ?そうなんですか?」
「まぁ、しょうがないか。今までジニョンは恋愛をしてこなかったんだから。」
「ごめんなさい。」
「何で謝るんだ。」
「だって、ジェボムさんからしたら僕みたいなのって面倒くさくないですか?もっと、慣れた感じの…。」
「バカ言うな。別に俺は慣れてる奴が好きな訳じゃないぞ。ジニョンだからだよ。」
どうしよう…。
メチャクチャ嬉しいんだけど。
顔、赤くなってないかな?
その後も、ジェボムさんは毎日僕とユギョムと一緒に寝てくれた。
そう言えば、僕達がここに来てからジェボムさんはずっと僕達と寝てくれてるよね…?
ユギョムは、まだ夜泣きもするしゆっくり寝れてないんじゃないのかな?
だけど…一緒に寝れなくなるのは寂しいかも知れない。