my heart

□my heart 6
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マークさんとジェクには屋敷に戻ってもらい、僕はここに寝泊まりをしている。


ジェボムさんの看病を始めてから3日が経った。

だけど、まだ目を覚まさない。

本当に大丈夫なのだろうか?



コンコン


「はい。」

「どうだ?ジェボムの様子は。」

「相変わらずです。…マークさん?本当に大丈夫だったんですよね。」

「ああ。」

「じゃあ…なんでジェボムさんは目を覚まさないのでしょう…。」

「もしかしたら、ただ寝てるだけじゃないのか?」

「寝てるだけ?…ふふふっ。本当にそうだと良いんですけど。」

「ジニョンは、ちゃんと寝てるのか?」

「少しは…。」

「なら、ここからは俺が診ておくから少し寝ろ。」

「イヤです。」

「おい!」

僕は、ジェボムさんの手を握りしめた。

「ジェボムさんが…目を覚ますまではここにいます。」




ねぇ…。

ジェボムさん?

僕の声聞こえてますか?

早く、戻って来て。


その時、ジェボムさんの手を握っていた僕の手がピクッと動いた。



えっ?


「ジ…ニョン…。」

「ジェボムさん…?」

「なんて…顔…してんだ…。」

神様…ありがとうございます。

「ジェボム?気が付いたのか?」

「マーク?」

「良かったな。ジニョン。」

「はい!」

「ところで、なんでジニョンはここにいるんだ?」

「なんでって…。心配だったからでしょう!」

「悪かったな…。」

僕は、ジェボムさんの声を聞いて生きていてくれたと安心してしまい涙が止まらなくなっていた。





目を覚ましたジェボムさんは、すぐに屋敷に戻ると言い出したが、先生に『後、数日は入院しているように。』と言われていた。


どちらも譲らないと言った感じで言い争いになり、最後にはお互いが折れて今日1日は入院しているという事になった。


しかし、ここの先生もジェボムさん相手にすごい強いな。



「あの…マークさん?ジェボムさんと先生って知り合いなんですか?」

「ああ。昔からのな。」

どうりで…なんか似てる感じがしたんだよね。

なんか、ジェボムさんのこういう姿が見れるのも嬉しいな。


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