チキンはぁと何本勝負?

□チキンはぁと何本勝負? 22
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攻撃予報(?)






(次郎神(仮))「………もっと他に、やり方があるだろう?」



(太郎神(仮)in摩耶)「『名無しの次郎如きが私に命令しないで』」




ドン引き気味ながらも、提案をする次郎神(仮)に対して、ピシャリと其の提案を、一刀両断にする摩耶。





(喧花)「おいおい、名無しの次郎って矛盾してるぞ、摩耶。其れに、そんな言い方は良く無いぞ、可哀相だ。」



(次郎神(仮))「!?」





予想外の喧花の庇いに、ドッキンコ!と…内心、ときめきにも似た驚きに、小さく胸を、跳ね上げる次郎神(仮)(※顔は無表情。)



だが……――――、





(喧花)「全国の次郎さんが。」





ズテテーーーーンッ!!!





喧花の其の発言に、此れまた、余りにも予想外だったのか、あの三郎神(仮)が、ギャグの古典的な転び方であるヘッドスライディングを、かました。





(次郎神(仮))「…………。」





其方(ソッチ)か…と内心理解しつつ、ややこしい上、紛らわしいと、少し不機嫌になる次郎神(仮)(※顔は無表情。)





(太郎神(仮)in摩耶)「『あぁ、それもそうね。御免なさい』」



(喧花)「にしても、凄ぇな!どういうマジックなの?つーか、お前も、あの男共達も何なの?“力”とか何とか」



(太郎神(仮)in摩耶)「『さぁ?只、コレはちょっと太郎神(仮)に協力して貰って居るの』」



(一同)「「「(嘘だ!!あいつはメッチャ抵抗してたぞッ!!!!?)」」」





そう発言する摩耶に、心でツッコム一同。





(太郎神(仮)in摩耶)「『それより、さっき私の悪口を言ったでしょ?ヘナチョコ騎士擬(モド)き』」



(喧花)「!?。言ってねー!激甘党でコミュ障でヒッキー(引き篭りの俗称)な影が薄い駄目人間だなんて、一言も言ってねぇーー!!!」



(次郎神(仮)・三郎神(仮))「「(こいつ馬鹿だーー!!しかもさっきより酷く言ってるぞ!!!)」」



(太郎神(仮)in摩耶)「『……今から逝かせてアゲルから、覚悟してて。』」



(喧花)「ヒィイイイイッ!お、お許し下せぇ摩耶様!!……って、今から?」



(太郎神(仮)in摩耶)「『それと、今日はテポドン注意報が出てる。』ブツッ…」



(一同)「「「「は?(テポドン!!??)」」」」



(太郎神(仮))「ピーーー…ピーーー……般ッ…お、俺は、一体何を!?」



(三郎神(仮))「交信が終わったみたい。」



(一同)「「「…………………。。。」」」



(太郎神(仮))「な、なんだよ?其の哀れむ様な視線は??」






※どうやら乗っ取られてる間の記憶は無い模様です。





其の後、次郎神(仮)と三郎神(仮)に事情を聴き、太郎神(仮)は今までは喧花への怒りだけだったのだが、摩耶にも怒りを抱いたのだった。(プラス恐怖と不気味さもw)





(喧花)「うぇええ!?俺死んだ!?死ぬの決定!?昇天決定!?」



(太郎神(仮))「昇天なんて生緩いもんじゃねーんじゃねーの??」



(次郎神(仮))「天に召されず、地に堕ちるな」



(茶摘)「え?地って地獄の地って事か?オイ!!!」



(三郎神(仮))「哀れだね…」



(喧花)「仲間の手に因って万事休すとか、マジか……。。。」





『バッドエンドにも程がある』と、情けない声を出し、嘆く喧花。

そんな落ち込む喧花に、三郎神(仮)は、黒い笑みでは無く、愉快そうな柔らかい笑顔を向ける。





(三郎神(仮))「地獄の住人に会って仲良くなったら、何時(イツ)でもココに連れて来て良いからね♪」





その言い様は、まるで……『イイ彼氏が出来たら、お家に連れて来て、お母さん達にも紹介しなさいよね♪』

とでも言う様な類(タグイ)と同じニュアンスになる言い方を、意図が読めない笑顔で言う三郎神(仮)に、何を言ったら良いのか分からない喧花だった。










And that's all
(それでおしまい…?)

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