チキンはぁと何本勝負?

□チキンはぁと何本勝負? 21
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コミュ障?電波?






(太郎神(仮))「にしても、俺等が出張ると面白味がねーよな〜。あっさり1人捕獲だぜ?」



(喧花)「あ、其れは、ねーわ。」



(太郎神(仮))「あ?何でそう言い切れるんだよ、負・け・犬。」



(茶摘)「黙れッ糞(クソ)ハゲ!」



(太郎神(仮))「禿(ハ)げてねぇ!!」





ガルルルルルッと本当に犬の喧嘩の様に睨み合う2人。





(三郎神(仮))「まぁまぁ、そうしてると本当に負け犬同士の遠吠えみたいだよ。」



(喧花・太郎神(仮))「「だから、誰が負け犬だ!!」」



(三郎神(仮))「え?何、僕に意見するの?」



(喧花・太郎神(仮))「「スイマセンデシタ」」



(次郎神(仮))「どちらかと言えば犬猿の仲では無いか?」





黒い笑みと黒い威圧感を醸し出す三郎神(仮)に、恐怖の余りジャンピング土下座を繰り出す2人。(器用な事に喧花は手足縛られた侭でw)





(喧花)「ですがねぇ、激甘党コミュ障の摩耶が主導権握ったら…暴走列車並みだぜ?」



(太郎神(仮))「嘘吐け。1番役に立たないだろ。胃袋キャラだろ。」





そう言い返して、太郎神(仮)は、身動きが出来無い(命懸けの土下座は別★)喧花の右のポケットからポッキーを取り出した。

そして、其れの封を開け、ポリポリと食べ始めた。





(喧花)「おぃィいイ!!何勝手に摩耶が俺に、くれた愛を食ってんだぁああアア!!!」





※あげても無いし、愛でもないよ。 by摩耶





(太郎神(仮))「ふはははははっ!コレで、ちったぁ俺の気持ちが分かったかぁ!!」





したり顔のドヤ顔を、決めながら、ポリポリと2本目を食べ始める。

文句を言う喧花と、笑いながら、次々にポッキーを食べて行く太郎神(仮)。


部屋は、此の2人のじゃれ合いで、騒がしく成る。

敵(カタキ)と仲良く馴れ合ってどうすると、他の2人は呆れる。






(太郎神(仮))「ん?…イッテーーーーーーーー!!!」



(喧花)「〜〜〜ッ!!ウッセーな!んだよ、いきなりッ。耳がキーンって、成ったじゃねーか!!」





突如叫び声を上げた太郎神(仮)に、驚く3人。

喧花は太郎神(仮)の隣に居たせいか、其の叫び声で、耳がやられた様だ。





(太郎神(仮))「頭がガンガンすっ〜ッ!!ピピッガチャガチャ、何すんだボキャッ!…やめっ出てけッ…ガンッ…うん!?…ブツッ。ツーツーツー



(三郎神(仮))「何、巫山戯てるの?」



(次郎神(仮))「うむ。何故か、目がグルグル回って…悍(オゾ)ましいな。」



(喧花)「髪が全部、ドラゴンボールの超サイヤ人並みに逆立ってるな。」



(次郎神(仮)・三郎神(仮))「「だから、他のネタを引っ張り出すな!お前達はっ。」」



(三郎神(仮))「あっ!目が完全に白目になった。」



(次郎神(仮))「ふむむ、不気味ぞ。」



(太郎神(仮)in?)「『あれ?喧花じゃない。』」





白目を向き、髪を逆立てた太郎神(仮)が口を開き、言葉を発する。

だが、其の口から発せられたのは、太郎神(仮)の声では無かった。





(喧花)「やっぱ摩耶か。」



(太郎神(仮)in摩耶)「『うん。ポッキー、食べた?』」



(喧花)「食べなくて良かったぜ。」



(太郎神(仮)in摩耶)「『なら良かった。メッセージを残す手間が省けた。』」





太郎神(仮)の口から出てきた言葉は女と分かる声の高さと口調。

そして、其れは、喧花が良く知る人物の物。



どうやら、此の様子からして今、太郎神(仮)の意識と身体は、摩耶に乗っ取られてしまった様だ。










And that's all
(それでおしまい…?)

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