コミュ障?電波? (太郎神(仮))「にしても、俺等が出張ると面白味がねーよな〜。あっさり1人捕獲だぜ?」 (喧花)「あ、其れは、ねーわ。」 (太郎神(仮))「あ?何でそう言い切れるんだよ、負・け・犬。」 (喧花)「黙れッ糞(クソ)ハゲ!」 (太郎神(仮))「禿(ハ)げてねぇ!!」 ガルルルルルッと本当に犬の喧嘩の様に睨み合う2人。 (三郎神(仮))「まぁまぁ、そうしてると本当に負け犬同士の遠吠えみたいだよ。」 (喧花・太郎神(仮))「「だから、誰が負け犬だ!!」」 (三郎神(仮))「え?何、僕に意見するの?」 (喧花・太郎神(仮))「「スイマセンデシタ」」 (次郎神(仮))「どちらかと言えば犬猿の仲では無いか?」 黒い笑みと黒い威圧感を醸し出す三郎神(仮)に、恐怖の余りジャンピング土下座を繰り出す2人。(器用な事に喧花は手足縛られた侭でw) (喧花)「ですがねぇ、激甘党コミュ障の摩耶が主導権握ったら…暴走列車並みだぜ?」 (太郎神(仮))「嘘吐け。1番役に立たないだろ。胃袋キャラだろ。」 そう言い返して、太郎神(仮)は、身動きが出来無い(命懸けの土下座は別★)喧花の右のポケットからポッキーを取り出した。 そして、其れの封を開け、ポリポリと食べ始めた。 (喧花)「おぃィいイ!!何勝手に摩耶が俺に、くれた愛を食ってんだぁああアア!!!」 ※あげても無いし、愛でもないよ。 by摩耶 (太郎神(仮))「ふはははははっ!コレで、ちったぁ俺の気持ちが分かったかぁ!!」 したり顔のドヤ顔を、決めながら、ポリポリと2本目を食べ始める。 文句を言う喧花と、笑いながら、次々にポッキーを食べて行く太郎神(仮)。 部屋は、此の2人のじゃれ合いで、騒がしく成る。 敵(カタキ)と仲良く馴れ合ってどうすると、他の2人は呆れる。 (太郎神(仮))「ん?…イッテーーーーーーーー!!!」 (喧花)「〜〜〜ッ!!ウッセーな!んだよ、いきなりッ。耳がキーンって、成ったじゃねーか!!」 突如叫び声を上げた太郎神(仮)に、驚く3人。 喧花は太郎神(仮)の隣に居たせいか、其の叫び声で、耳がやられた様だ。 (太郎神(仮))「頭がガンガンすっ〜ッ!![ピピッガチャガチャ]、何すんだ[ボキャッ!]…やめっ出てけッ…[ガンッ]…うん!?…[ブツッ。ツーツーツー]」 (三郎神(仮))「何、巫山戯てるの?」 (次郎神(仮))「うむ。何故か、目がグルグル回って…悍(オゾ)ましいな。」 (喧花)「髪が全部、ドラゴンボールの超サイヤ人並みに逆立ってるな。」 (次郎神(仮)・三郎神(仮))「「だから、他のネタを引っ張り出すな!お前達はっ。」」 (三郎神(仮))「あっ!目が完全に白目になった。」 (次郎神(仮))「ふむむ、不気味ぞ。」 (太郎神(仮)in?)「『あれ?喧花じゃない。』」 白目を向き、髪を逆立てた太郎神(仮)が口を開き、言葉を発する。 だが、其の口から発せられたのは、太郎神(仮)の声では無かった。 (喧花)「やっぱ摩耶か。」 (太郎神(仮)in摩耶)「『うん。ポッキー、食べた?』」 (喧花)「食べなくて良かったぜ。」 (太郎神(仮)in摩耶)「『なら良かった。メッセージを残す手間が省けた。』」 太郎神(仮)の口から出てきた言葉は女と分かる声の高さと口調。 そして、其れは、喧花が良く知る人物の物。 どうやら、此の様子からして今、太郎神(仮)の意識と身体は、摩耶に乗っ取られてしまった様だ。 And that's all…? (それでおしまい…?) |