BOOK
□現実
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応援に応え、ジヒョは歌い、モモは踊り、ジョンヨンは懲りずに顔芸を見せONCEを楽しませる。
チェヨンも楽しく過ごした。
これがジョンヨンと楽しく過ごせる最後になるかもしれないから。
途中、辺りが暗くなりケーキが出てきた。TWICEのセンイルを皆でお祝いする。暗闇の中光る三本のろうそく。皆でお祝いの歌を歌う。
暗闇の中、ツウィがチェヨンに耳打ちした。
「大丈夫?」
「へ?」
表情はよく見えなかったが、
いつもと違うチェヨンに気付いたのかツウィは心配していた。
流石、ずっと一緒にいるだけある。
「うん!!」
チェヨンは明るく振い舞い途中から歌に参加する。
数時間後ーー。
舞台裏。
スタッフ一同「TWICEおめでとう〜!今日はお疲れ様でした〜!」
ファンミーティングが終わると、スタッフがサプライズを準備し、そこでも沢山お祝いをされた。
TWICE「ありがとうございまーす!!」
皆が笑顔。ジョンヨンも笑顔。
本当に幸せな日。
スタッフさんから用意されたケーキを食べながらTWICEは雑談をしていた。
「本当に今日は幸せ!」
「うん、でもケーキ食べ過ぎてもう辛くなってきたよ…笑」
「おいしい!じゃあみーたんのケーキもらっちゃおーっと♡」
「モモや…ほんとによく食べるね笑」
ジョンヨンは3人と話しながらケーキを食べ終えるところだった。
そこへチェヨンが話しかける。
「おんに、ちょっとい?」
「お〜チェヨナ!どしたの?食べよ食べよ」
「もう沢山食べたの。」
チェヨンはジョンヨンの手を引き
部屋を出る。
人気のない自販機の裏まで
やって来た。
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