Nachaeng
□教えてお姉ちゃん
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「ま、ちょっと…」
「大丈夫よ」
「…っ」
「チェヨナなここ、赤ちゃんみたい」
「へっ…」
赤ちゃんじゃない、言い返したいけど
もしかしたら、オンニからしたら経験の無い私は、本当に赤ちゃんみたいなのかもしれない。
下に向けられていた視線を、今度は顔に向けられる。そう言って私を見る顔は優しくて、
まるで本当のお姉ちゃんのような表情をしていた。歳も離れているから、弱いところも見せて大丈夫かも、そんな考えすら過ってしまうほど、優しく温かな瞳だった。
「ん…っ」
「…ジョンヨナからやられたこともないの?」
「ある、けど…っ」
「ふふ、なるほどねお互い出来ないんだ」
ああこんなことジョンヨンオンニにバレたら本当に怒るだろうな。こんなことした挙句ジョンヨンオンニが下手だなんてバレて。
迫り来る快感に耐えられない。
オンニの言葉にすら反応しそうになるそこ。私は呆気なく果ててしまった。
「挿れるよ?」
浅い呼吸を繰り返す私に、
少し大きな声で話し掛けるオンニ。
私はまだ何も返事もしてないないのに、ぐぐ、と気持ちの良い圧迫感と刺激がやって来て
私は思わずオンニにしがみ付いた。
「ちゃんと覚えるのよ、この奥入ったところに」
「ふぁっ…!ま、まって、」
「気持ちよくさせたいんでしょ?」
そうだった。感覚を掴まなきゃいけないのにやられたら分からない。そもそもなんで私が下に、そう考えている間もなく、オンニの指は休まることなく動く。
「わか、た…オンニ、わかった」
「本当?」
「…っあ、」
「ここよ、この奥の」
「ぁあっ!」
やられながら覚えるなんて無理。声を上げればオンニはそこを執拗に攻めてきて、私を抱く肩を抱くてに力を強くいれた。こんなに強くジョンヨンオンニは抱かない。知らない感覚、知らない世界。
「じゃ、自分で指挿れてみて」
「はぁ…え、?」
「感覚わからないでしょ、触って確かめるの」
「…でも」
「ジョンヨナの為でしょ?」
それを言われればおしまい。
やられてばかりじゃ分からない…
オンニは私の手を取ってそこに当てさせた。勇気が出なくて震えて動かない私の指を、オンニはぬちゅ、とそこに当てて奥へ押し込んでいった。自分の指だけど、結局オンニにやられている。
「は、….っオンニ、どうしよ」
「もっと奥…」
ぐっと奥へ入れられるも、
さっきの快感はやってこない。
ただ恥ずかしくて、圧迫感が苦しい。
「だめ…っ出来ないよ!」
「指先で探すの」
「な、なにを…っ」
「ちょっと、状態起こして」
オンニは私を抱きかかえて起き上がらせて、座って向かい合うような体制になった私達。
「こっちの方が触りやすいかも」
「う、でも、」
「私もやってあげる」
オンニは私と同じところに指を挿れた。
さっきよりも苦しくて、息がしづらくなる。
息はちゃんとして、そう呟かれて、私は必死に息をするので精一杯だった。
オンニの指が中で動いて、私の指は固まったまま。
「私の指についてきて」
そういって奥へと進んでいくオンニの後を追うように、私もゆっくり指を奥へ進ませる。
「や、っ!」
さっきと似た感覚。オンニの指についていけばくにくにと柔らかい突起を見つけて、私は怖くて指を抜いてしまった。
「分かったでしょ」
そう言ってにやりと笑うオンニの顔を見えたと思ったら、抉るように強い指遣いに私は目を開けていられなくなった。
「ナヨンオンニ…っ」
「気持ち良いでしょ?」
「ぁあっ…!オンニぃ!」
可愛いわねぇ、とこんな状況にも関わらず赤ちゃん口調で私の頭を撫でる。バカにして、でもこっちはそんなことに反応出来る余裕はない。
「チェヨナ〜」
「んぁっ、やっ…!」
「ふふ、ほんっと赤ちゃんみたい」
そこばっかり嫌だ。でもじわじわと押し寄せた何かを手放してはいけないような気もして、私は結局何も言えない。
私は言葉という言葉は発せないまま、
ひたすらにそこを責められた。
たまに舐められる耳にもっときもちよくなってしまう自分が恥ずかしい。私まだ何もわからない、ただオンニの顔や指や舌に翻弄されて、そのテクニックに自分の幼さを実感する。
きもちいいものが、上に詰まっていくような気がする。溜まって溜まってどうしようもなくなって私は身体を捩らせた。これ以上したらだめになりそう。
「可愛い、」
「あぁぁぁ…っ、オンニぃぃっ…!」
声を出し続けていた私は息をするのも難しかった。吸い込むタイミングも吸うタイミングも無い。苦しい。きもちいい。
その瞬間、頭が真っ白になった。
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