◎リクエスト作品

□Hot
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ミナとダヒョンが付き合って半年。
今日は半年記念日だ。


ダヒョンはミナの部屋へ行った。




ダヒョン「ミナおんにーっ」


ミナのベッドへ飛びかかる。


ダヒョン 「今日は〜記念日でーす!記念日デートなのでーす!」


ダヒョンはミナのを布団の上から抱きしめ嬉しそうに横へ揺らす。



ミナ「んー…ダヒョナ?」


ミナがゆっくりと目を開ける。


ダヒョン 「ミナおんに!起きてっ」


ダヒョンに布団を剥がされ
少し気だるそうなミナ。


ミナ「…ぅー。寒いからとらんって」


ダヒョン「寒い?…こんなに真夏日なのに」



ダヒョンはもしやと、
ミナのおでこに自分のおでこをくっつける。


ダヒョン 「熱ッ!ミナおんに…絶対熱ある」

ミナ「…ぇ、うそやん…」



今日の記念日デートを、
2人は心待ちにしていた。
ミナも昨日の夜からワクワクして
眠れなかったほどだ。


クルージングディナーを予約して、
今日はダヒョンの前でカッコつけるんだ
なんて意気込んでいたのに…




ダヒョン 「…おんに、今日はお家で休まないと」


少し残念そうに、
ダヒョンはミナに告げる。



ミナ「え?それはあかん、せっかくディナー予約したやん。私なら、大丈夫やで、ほら…っ」


ミナは立ち上がろうとするが
足元がおぼつかない、
すぐにベッドに倒れてしまった。



ダヒョン 「ああっ、おんに!」

ミナ「…ごめん」



ダヒョン「仕方ないよ…ミナおんに、ちょっと待っててね」


ダヒョンは走ってどこかへ行ってしまった。



ミナは泣きそうだった。
何をやってるんだろう。こんなに大切な日に。熱を出すなんて…情けない。


意識が遠のきそうになる。



ダヒョン 「ミナおんに!」


ダヒョンが戻ってきた。
大量の冷えピタシート、飲み物、体温計など風邪に必要なものを一式、抱えて走って来た。


ダヒョン 「まず、熱はからないと」


ミナの脇に体温計を挟み、
おでこに冷えピタを貼る。


ダヒョン 「飲み物も、たくさん持ってきたからちゃんと飲んでね」


ミナ「…ん、ごめん…ダヒョナ」



ミナは静かに涙を流す。


ダヒョン 「ぇ、なんで…なんで泣くのオンニ。私は大丈夫だよ」



ミナ「だってっ…折角の記念日なのに…」


いつもはダヒョンに弱気な涙なんて見せない。でも今日は違う。
ダヒョンは泣き出してしまったミナを優しく抱きしめた。




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