◎リクエスト作品

□桜
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いつからだろう。
私達がこんな関係になったのは。





桜が満開の中、
ここ、ハンリム芸能芸術高校では入学式が行われ、今日は生徒の登校日だ。



在学生はクラス分け表を見て、
喜ぶ人もいれば悲しそうにする人もいる。その中に紛れ込むようにツウィとチェヨンは入っていった。


2人は今日から高校3年生。






チェヨン 「お、ツウィ!私達同じクラスだ!」

そう言って笑顔を浮かべるチェヨン。



ツウィはホッと安心したように笑顔を返す。


ツウィ「良かった」





ハンリム芸能芸術高校には芸能人も多数在籍しているが、TWICEは今や国民的アイドル。クラスに1人だとやはり浮いてしまう。欠席した分の授業や宿題などを誰かに聞きづらく、毎回苦労していた。



2人は手を繋ぎ早足で教室へと向かった。



ソンチェヨン
チョウツウィ



運が良い事に、出席番号も隣同士の為最初の席も前後になった。




2人と一緒になったクラスメイト達も温かく迎えてくれた。




ホームルームが始まり出席確認。
名前を呼ばれると返事をしてお互い顔を見合わせる。
同じクラス、本当に嬉しい!

そう言わんばかりの笑顔で2人は終始楽しく過ごした。


ホームルームが終わり生徒が次々に教室を出る。
今日は早く学校が終わったため、皆遊びにいくらしい、早足で学校を去って言った。




教室に2人になったツウィとチェヨン は、桜が散るのを眺めていた。






チェヨンがツウィの手に自分の手を重ねる。





チェヨン 「ずっと、このままがいい」
ツウィ「うん….」



風に煽られ花びらが一気に舞う。





ツウィ「きれい…」



ツウィが言いかけた時
チェヨンに唇を塞がれた。


急なキスにビクッとするツウィの肩。






チェヨンはゆっくりと唇を離した。






チェヨン 「ツウィ、すき」



2人が恋人関係になったのは、
最近のこと。



ツウィ「チェヨン、わたしも」





ツウィの返事にチェヨンは更に深く口付けた。



ツウィ「んっ…」





2人は長いことキスをしていた。
もし見られでもしたら大変な事になる。しかし、もう止められなかった。



角度を変え何度も。





チェヨン 「ツウィ…んっ」



ツウィ「はぁッ…んんッ」






桜が綺麗に見える教室の窓辺で、
お互いを求め合う。


ツウィ「チェヨナ…もう私…」




ツウィの赤らめた顔に
チェヨン は理性が飛びそうになる。
それを必死に堪えながら


チェヨン 「うん、私も…」




ツウィの手を引き教室を後にする。






チェヨン 「続きは宿舎で、ね?」


ツウィ「…ぅん」





2人は家路へと急いだ。





END
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