BOOK
□SCHOOL LIFE
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今日から学校。
TWICEとしてデビューが決まったツウィは、韓国の高校に通わなければならなかった。
デビューの準備や色々なことがあり多忙だったため、高校に通うのが一年遅れてしまったが、チェヨンと一緒ということもありそこまで心配はしていなかった。
初めての高校。
教室に入り席を確認する。
チェヨン「ツウィ隣」
ツウィ「ほんとだ、良かった」
2人は隣同士席に座った。
実はお互いのことはよく知らない。オーディションで同じチームになったこともなかったし、最低限の言葉を交わす程度だった。
でもツウィは同い年の女の子がいることをとても安心したと思っている。
1限目の授業が始まる。国語の授業だ。芸能高校とは言っても学ぶことは一般高校とそう変わらない。芸能人は確かに何人かいるけれど、一般人の方が多い。
先生が発する難しい言葉に、ツウィは全くついて行けなかった。
韓国に来てから数年。
簡単な言葉はでは話したり聞くことはできるが、難しい文章を早口で喋られると訳がわからない。
先生「じゃあこの問題を、ナムさん」
ナムさん「はい、ここは…」
当てられた生徒がペラペラと答える。
(すごい、理解してるんだ…どうしよう)
不安になるツウィ。
この学校に芸能人は居ても外国人はいない。理解できないのは自分だけなのかもしれない。
先生「正解!じゃ次の所をソンさん」
チェヨン「はい、えっと…」
ちら、とチェヨンを見る。めちゃくちゃ眉間にシワが寄っている。必死に悩む姿に笑ってしまいそうになった。
(かわいい…(笑))
たどたどしく答えていくチェヨン。
(でも、やっぱり答えられるんだな…)
先生「んーちょっと惜しいね、ここは…」
先生の解説が始まった。
とりあえず聞き取れた単語だけを大量にノートにメモをした。
キーンコーンカーンコーン
鐘がなった。
(やっと終わった…)
1つの授業しか受けてないのにだいぶ頭を使ったようだ。ツウィは机に突っ伏した。
チェヨン「ツウィや、大丈夫?」
ツウィ「…ううん」
チェヨン「難しかったよね」
ツウィ「うん、言葉が聞き取れなくて…」
チェヨン「何が聞き取れなかった?」
ツウィ「うーん…ほとんど」
チェヨン 「はは、そうだよね。私だってよくわからないもん…」
そう言ってチェヨンはツウィの頭をぽんぽんと撫でた。
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