BOOK

□Kiss
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ジョンヨン「チェヨナ」

チェヨン「ん?」

ジョンヨン「……」



何かを言いたげなジョンヨン。
口がへの字に曲がっている。




チェヨン「ふふ、どしたの」





ジョンヨンの隣に座って頬を撫でるとすぐにその頬がうっすら赤く染まる。


そんなことすら愛おしく

ちゅ、軽く頬にキスをする。







ジョンヨン「…チェヨ二なら平気なのに」

チェヨン「キス?平気?赤いけど」

ジョンヨン「違うよう」



そう言ってプイッと顔を背ける。




ジョンヨン「どうしたら…克服出来るのかなあ」

チェヨン「オンニ、キスされるの克服したいの?」

ジョンヨン「うん」

チェヨン「なんでー」




(私だけが出来るのが良いのに)




ジョンヨン「だってメンバー達のキスにもそろそろ慣れないと…冗談でも精神的にドキドキして疲れちゃう」

チェヨン「うーん…」





じっとチェヨンを見つめるジョンヨン。




チェヨン「じゃあ今日はキスの練習でもする?」

ジョンヨン「キスの練習?!」

チェヨン「うん、私といっぱいしたら他のメンバーにされても、慣れでなんとも思わないかもよ」






(本当は単純にキスがしたいだけ)






ジョンヨン「そ、そっか…」

チェヨン「私がいろんなキス教えてあげる」





簡単にチェヨンに丸め込まれるジョンヨン。




チェヨン「…してもいい?」





顔を近付ける。




ジョンヨン「…」






無言のジョンヨン。





(無言はオーケーサイン)







チェヨンはベッドに座るジョンヨンの膝に乗ると、おでこをくっつける。するとジョンヨンはすぐに目を閉じてしまう。





チェヨン「恥ずかしい?」

ジョンヨン「…うん」






(可愛い)





1回目。


唇にそっと近づき軽く唇同士が軽く触れる。




ジョンヨン「…こ、これはキス?」

チェヨン「…キスだよ」





2回目。

唇同士を触れ合わせ、
その状態を一定時間保つ。


チェヨン「…」

ジョンヨン「…」



顔を話すとふう、と息を吐き出すジョンヨン。




ジョンヨン「なんかこれもこれで緊張する…軽いキスなのに」

チェヨン「うん、確かに」



チェヨンの胸に手を当てるジョンヨン。



ジョンヨン「ドキドキしてるね」

チェヨン「…オンニだって」





2人がキスをする時はそれ以上を求めている時だけ。すぐにディープになってしまい、キスだけをし続けることは無いため新鮮な気持ちになる。






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