BOOK

□NO
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頭がボーッとする、

この感覚は何、?



熱い…





「ジョンヨンおんに」




ジョンヨンはその声にゆっくりと目を開ける。

目を覚ますと目の前にチェヨン。




ジョンヨン 「…チョヨン?」




辺りを見回すと、全く見覚えの無い場所。廃墟のような、コンクリートで作られた古びた部屋に2人はいた。





ジョンヨン 「ここ、どこ?」

チェヨン 「…分からない」





ジョンヨンは訳が分からず、
立とうとすると

ガシャン!




ジョンヨン 「…ぇ」




自分の足に鎖が巻き付けられていた。




チェヨン 「…私たち、誘拐されたみたい」



ジョンヨン 「そんな…」







すると奥のドアが大きな音を立てて開いた。出てきたのは1人の大柄な男。




男「やっと目ェ覚ましたか」




男はかなりの体格で、顔には傷があった。鼻の下に髭を生やし色黒で、顔は笑っていた。




ジョンヨン 「お前が私達を誘拐したの?」





男はさらに笑みを浮かべた。



男「俺、ワンスだよ?お前呼ばわりされたくないなァ。」



ジョンヨン 「私達をここから出せ」






ジョンヨンは威勢良く声を荒げ、男を睨みつける。チェヨンは恐怖でひたすら震えていた。

そんなチェヨンの手をしっかり握るジョンヨン。





男「あっははははは!お前たちはもう俺から逃げられない…俺の大好きな…へへへ」



男は2人へと近付いてきた。




男「チェヨン、俺は君の1番のファンなんだよ」




男はチェヨンの肩へ手を掛け、
息を荒げる。



男「あぁ…おかしくなりそうだ、好きだよチェヨン…」


チェヨン「…ゃ…」


バシッ!




近くにきた男の顔をジョンヨンが殴った。男は後ろに後ずさると、ゆっくりとジョンヨンへ顔を向けた。




男「…俺を殴ったな…?」


鼻から血を流す男。





ジョンヨン「チェヨンに触れるな」





ジョンヨンは鋭い目で男を睨む。
男はジョンヨンの頭を鷲掴みにし、額を壁へと押し当てた。



男「その鋭い目、大好きだよ…そんなに俺が好き?」





押し当てられた額から血が流れる。
男はもう片方の手でジョンヨンの服の中に手を入れた。

胸の下から脇腹にかけて撫で回す。



ジョンヨン 「…」


チェヨン 「おんにっ…!」


チェヨンは涙を流していた。




男「本当、ジョンヨンってスタイルいいよな。…へへへ…俺の片手で顔は隠れるし、こんなに足長いのに、ウエストがこんなに細い…」





男の手は止まることなくジョンヨンの綺麗な体を撫で回す。ブラを外し胸を鷲掴みにされる。



ジョンヨンは撫で回される男の手を止めようと抵抗するが、力が及ばない。




男「…ジョンヨンちゃん力強いねェ。俺がただのひ弱い男だったら君に殴り倒されていたよ」


ジョンヨンが抵抗するたび、額を強く壁へ押し付けられる。



ジョンヨン 「ぃッ…」


額から流れる血。

すると男は急に、
ジョンヨンの腹を思い切り殴った。





ジョンヨン 「!?」




倒れ込むジョンヨン。



チェヨン「おんに!おんに!」


すぐにチェヨンがジョンヨンへと駆け寄った。



ジョンヨンは激しく咳き込み、
腹を抱え倒れ込む。




男「ごめん、やっぱり俺はチェヨンペンだからさァ、チェヨンから頂きたいなァ」




男の標的はチェヨンへと向いた。





チェヨンは恐怖で足がすくみ、立つことが出来ない。


男は息を荒げ、チェヨンの両手を上へ縛り上げた。脇を男のザラついた舌にベロンと舐め上げられる。





チェヨン 「ひっ…」



男「…チェヨン、ファンサービスが足りないんじゃない?せっかくこーんなにチェヨンのことが好きなワンスがいるのに、笑顔の1つも向けてくれないなんて、さ」



男は自分の唇をチェヨンの唇へ押し当てた。



チェヨン 「んんッ…ん〜!」



男の舌がねじ込まれる。



チェヨンは首を必死に横に揺らし口を離そうとする。その首を男が掴む。



チェヨンは涙を流しながら、
倒れているジョンヨンを見た。


助けて…





男はチェヨンの首を締める。
何度もねじ込まれる舌は勢いを増す。



チェヨンは息を吸うこともままならなかった。男のされるがままになり、意識が飛びかける。




このままじゃ死ぬ。



チェヨンがそう思った時だった。
男の手が首から離れた。


酸素が戻ってきて思い切り咳き込む。



するとその手がスカートの中へと入って行く。



男「ははは、いま殺しちゃつまんないからねェ!」
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