BOOK

□What is love?
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TWICEは久しぶりの休みを利用し
皆自由に過ごしていた。


ツウィ、ダヒョン、ナヨン、ミナは日頃の疲れを癒そうと宿舎で過ごしている。


モモ、サナ、ジヒョ、チェヨン 、ジョンヨンの5人はショッピングモールに来たのだが、あちこち回っているうちに2組に分かれてしまった。


「ジヒョたちどこ行ったんだろ」

「そのうち戻ってくるよ」

「そうだね」

「おんにと2人でショッピングできて嬉しい」


チェヨンは少し照れながら、ジョンヨンに言った。


「私も嬉しい!チェヨン とは趣味が本当に合う」

「はは、そうそう」



ジョンヨンとチェヨンは好きなものが似ている。笑いのツボも一緒なので、一緒にいて楽しいメンバーだ。


チェヨンはジョンヨンに、
いつしか憧れを抱いていた。
高身長で透き通る歌声が綺麗で、面倒見の良い優しいお姉さん。
自分とは正反対のジョンヨンは、
チェヨンの憧れになっていた。



「これかわいい!」

「どれ?ほんとだ!かわいい!」

「色違いもあるけど、これは微妙かな」

「うん、さっきのブルーのが良いね」



2人が食いついたのはネックレス。



「流石私たち、好みが似てる」

「流石流石!」

「お揃いで買おっか」

「うん」



ジョンヨンのお揃い、という言葉、 あまりの嬉しさにチェヨンは一瞬戸惑ったが、変に思われないようすぐに返事をした。

おんにとお揃いのネックレスなんて、、嬉しい、、高鳴る鼓動を悟られないよう平然を装うチェヨン。




「折角だから、色違いでジヒョ達のも買ってあげよ」


そう言ってジョンヨンは色違いのものをいくつか選び、レジへと向かった。


チェヨンはジョンヨンの一言を
聞き逃せなかった。
一瞬、よく分からないけど
イラっときた。



「ぁ、ジヒョオンニ?でも、ショッピングモンスターのモモオンニと一緒だし、ネックレスとかも買ってるんじゃない?」


「そうかな?」

「うん」


うーん、考えるジョンヨンの手からネックレスを奪い取り、元の場所へ置いた。


その時にジョンヨンは思わずふふっと笑ってしまったのを、チェヨンは察した。


「チェヨナ、2人でお揃いにしようね」

そう言って満遍の笑みを浮かべた。


「…」

「ぁ、やっぱり、買ってあげようか」

「、へ?」

「折角こんなに可愛いし!レジ行こ!」


チェヨンは元に戻したはずのネックレスをレジへと持って行き、さっさとお会計を済ませてしまった。



「チェヨナ、、ごめんね」

「大丈夫だよ?」





チェヨンは、自分の感情がまだよく分かっていなかった。なんでさっきみんなでお揃いにするってオンニが言ったときイラついたの?でもそれがオンニに伝わって笑われて、結局買ってる自分はなんなんだろうと、頭の中がぐるぐるしていた。

大丈夫と答えたが何が大丈夫なのかもよく分からなかった。




この感情は?






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