Nachaeng

□教えてお姉ちゃん
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【※性描写あり】












「オンニ、あのさ」




ずっと、心に閉まってきた悩みを相談できる相手はこの人くらいしかいなくて、4人部屋で1人、暇そうにしていたナヨンオンニを見て、部屋に入って鍵を閉めた。聞かれたくないことだから。


「どうしたの」


私に視線も向けずスマホに夢中のオンニ。


「悩みがあって…」
「…え?」


珍しい、と少し驚いて私の手を引いて隣に座らせる。確かに私は悩みなんて人に話す方ではない。ふと溢れてしまうことはあるけれど、聞いているのは大体ルームメイトだから、オンニ達に相談することはあまりない。

「なによ、ジョンヨン?」
「…」

一発で核心をついてくるオンニ。
そう、私はジョンヨンオンニと付き合ってから半年になる。恋愛相談なんてしたことないけど、今回ばかりは相談せずにいられなかった。ジョンヨンオンニのことをよく知っているナヨンオンニだからこそ。


「オンニ、は、ミナオンニとどう?」
「どうって、別にどうもないけど」


いつもラブラブなミナオンニとナヨンオンニ。たまに聞こえてくる、愛し合う2人の声。正直、羨ましかった。私達は、そんな風にはなれないから。

なかなか本題を言えずに黙っていると、オンニはにやりと笑って私を見た。


「あー、もしかしてあんたたちってまだ…」


俯く私の顔を覗き込むから、
見られていられたくなくて頷く。
その通りだ。まだジョンヨンオンニとは…


「意外ね、チェヨナならもうしてるかと…」
「いや、してるは、してるんだけど」
「…どこまでしたの?」
「…」
「あの子本当そういうこと出来ないから、チェヨナがリードしないとダメよ」
「分かってる、けど」




オンニは私の太ももに手を置いて、さっきよりにやにやしながら私を見てる。もう、真面目な話してるのに。もっと言いにくくなる。



「分かった、」
「え?」


オンニは私の耳元で、吐息交じりに呟いた。




「イかせてあげられないんでしょ」
「!」



返す言葉がない。自分から言わなかっただけまだマシかもしれない、私は小さく頷いて、どうしたらいい、と目を合わせず小声で言った。


すぅ、と息を吸い込んだと思ったら、熱い息が吹きかけられてゾクゾクする。何か言うと思ったのに。


「な、なに」
「ちゃーんと雰囲気は作ってる?」
「うん…」


私の髪を耳にかけて、首を撫でながらちゅぷ、と耳を舐められる。突然のことに理解が追い付かない私は、あれよあれよのオンニのペースに飲まれて、オンニに押さえ込まれるようにしてベッドに倒れた。



「ナヨンオンニ…?」
「…教えてあげるわよ」
「な、んっ」



唇を塞がれて柔らかい舌が入ってくる。一体この人は何をしてるのか。

だめ、だめこんなこと。
ジョンヨンオンニが知ったら…
私は舌を拒否しようと舌で押し返すも、それを良いことに捕らえられる。


「ん、はっ…オンニ、だめだよ!」
「…罪悪感なんて感じなくていいの、だってジョンヨンの為でしょ?」
「…で、でも」
「浮気じゃない、ジョンヨンの為」




ジョンヨンオンニの為、
そう思うと逆らえなくて、オンニの手が私の身体を撫で回すことを許す。生憎先程自分で鍵を掛けてしまったし、部屋にはしばらく誰も来ないだろう。強く抵抗出来ない私は、あっという間にオンニに服を脱がされて、おかしな気分にさせられてしまっていた。


「ん…っ、チェヨナは、イったことある?」


胸の突起を舐めながら私を見上げるオンニ。舌の感触が気持ちよくて、変な声が出そうになって私は声を出さないように、首を横に振った。経験なんてない。


「自分で経験もしてないのに、イかせるなんて無理よ」


ちゅ、ちゅぷ、いやらしい音を立てて舐める度にゾクゾクする。普段の感覚とは違う、この感じはなに、

オンニは私に何かを尋ねつつ胸を愛撫していたけれど、私にその返事に答える余裕なんてなかった。変な声が出そうで。
長らく声を我慢していれば疲れてくる。声を出さないようにと張り詰めた緊張感の中、くちゅ、といやらしい音を立ててオンニは私のそこに指を当てて軽く触り始めた。









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