◎リクエスト作品
□シンガポールにて
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しょんぼりと落ち込んでいると
ピロン♪
とダヒョンのスマホから通知音がする。ふいに目をそちらへやってしまう。
サナ:ダヒョナもうお風呂でた?
新着メッセージにはそう書いてあった。トリプルパンチ…
モモの嫉妬心に、また火がついてしまった。
すると
ダヒョンが戻ってきた。
ダヒョン 「オンニ、さっきなんかありました?うわぁあぁって聞こえてきたけど」
モモ「なんもないねん」
俯きがちに答えるモモ。
ダヒョンは心配そうにモモを見つめていたが、そうですか、と言い髪の毛を乾かし始めた。
髪が半分乾いてきた頃、
ダヒョンは自分のスマホを手に取ろうとした、が、
モモ「ダヒョナ」
ダヒョンの手首をモモが掴む。
ダヒョン 「…?」
驚いたような顔で目を大きくするダヒョン。
ダヒョン「おんに?」
ダヒョンの手首を掴む力が強くなっていく。
ダヒョン「おんに、痛いです」
モモはそんなダヒョンを見つめる。
モモ「ダヒョンは、サナのことどう思ってんねん」
いつもに増して真剣な表情に、
ダヒョンも違和感を覚えた。
ダヒョン「どうって、、オンニと同じように、大切なメンバーです」
モモ「うそ」
ダヒョン「ぇ…」
モモはダヒョンをベッドに押し倒した。
ダヒョン「!?」
モモ「本当のこと教えて」
ダヒョン「嘘、つきません」
モモはダヒョンが嘘を付いているようには思えなかった。ダヒョンは普段から素直な子だ。そんなことは分かっているのだが、信じられないと思ってしまう自分もいた。
急に押し倒されて、一重の瞳が戸惑いに揺れていた。真っ白な肌にバスローブから少しだけ覗く小さな胸の膨らみと、触れるととろけてしまいそうな柔らかい太もも。
これがサナを誘惑しているんだ。
モモはダヒョンの太ももを撫でながら、キスをした。
ダヒョン「?!ちょ」
首を振り逃れられる。
ダヒョン 「おんに…なんで…」
泣きそうな顔をするダヒョンに
もう一度キスをした。今度は深く、強く。
ダヒョン「んんッ…」
ジタバタするダヒョンの足を、
自分の足で抑えつける。
あっという間に抵抗する力が弱くなり、完全にモモのペースに巻き込まれるダヒョン 。
なんてか弱いの?
モモはそう思いながら、
ダヒョンのバスローブを解き
胸元の小さな突起に触れる。
ダヒョン 「おんにっ…やめて、ください」
モモ「…だめだよ」
モモはダヒョンの体に興奮しつつあった。自分とは正反対の体つきに、か弱い力、涙ぐむ瞳。
嫉妬心から始まったはずであったが、必死にダヒョンの柔らかい体を求めてしまっている自分がいる。