◎リクエスト作品

□シンガポールにて
2ページ/3ページ






しょんぼりと落ち込んでいると


ピロン♪



とダヒョンのスマホから通知音がする。ふいに目をそちらへやってしまう。



サナ:ダヒョナもうお風呂でた?



新着メッセージにはそう書いてあった。トリプルパンチ…
モモの嫉妬心に、また火がついてしまった。



すると

ダヒョンが戻ってきた。




ダヒョン 「オンニ、さっきなんかありました?うわぁあぁって聞こえてきたけど」

モモ「なんもないねん」



俯きがちに答えるモモ。



ダヒョンは心配そうにモモを見つめていたが、そうですか、と言い髪の毛を乾かし始めた。


髪が半分乾いてきた頃、
ダヒョンは自分のスマホを手に取ろうとした、が、

モモ「ダヒョナ」


ダヒョンの手首をモモが掴む。




ダヒョン 「…?」


驚いたような顔で目を大きくするダヒョン。


ダヒョン「おんに?」


ダヒョンの手首を掴む力が強くなっていく。


ダヒョン「おんに、痛いです」


モモはそんなダヒョンを見つめる。




モモ「ダヒョンは、サナのことどう思ってんねん」

いつもに増して真剣な表情に、
ダヒョンも違和感を覚えた。


ダヒョン「どうって、、オンニと同じように、大切なメンバーです」



モモ「うそ」

ダヒョン「ぇ…」



モモはダヒョンをベッドに押し倒した。

ダヒョン「!?」



モモ「本当のこと教えて」


ダヒョン「嘘、つきません」



モモはダヒョンが嘘を付いているようには思えなかった。ダヒョンは普段から素直な子だ。そんなことは分かっているのだが、信じられないと思ってしまう自分もいた。


急に押し倒されて、一重の瞳が戸惑いに揺れていた。真っ白な肌にバスローブから少しだけ覗く小さな胸の膨らみと、触れるととろけてしまいそうな柔らかい太もも。

これがサナを誘惑しているんだ。


モモはダヒョンの太ももを撫でながら、キスをした。



ダヒョン「?!ちょ」


首を振り逃れられる。


ダヒョン 「おんに…なんで…」



泣きそうな顔をするダヒョンに
もう一度キスをした。今度は深く、強く。


ダヒョン「んんッ…」


ジタバタするダヒョンの足を、
自分の足で抑えつける。

あっという間に抵抗する力が弱くなり、完全にモモのペースに巻き込まれるダヒョン 。


なんてか弱いの?
モモはそう思いながら、
ダヒョンのバスローブを解き
胸元の小さな突起に触れる。



ダヒョン 「おんにっ…やめて、ください」


モモ「…だめだよ」


モモはダヒョンの体に興奮しつつあった。自分とは正反対の体つきに、か弱い力、涙ぐむ瞳。

嫉妬心から始まったはずであったが、必死にダヒョンの柔らかい体を求めてしまっている自分がいる。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ