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□寝不足の理由
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『あー眠い』
任務集合時間ギリギリにやって来た音は、あくびプラス眠いを連発させている。
「そんなに寝不足ってあんた、昨日の夜何してたのよ！！」
聞けずにいた気になっていたことをサクラちゃんがズバッと聞いてくれて
オレは気づかれないように聞き耳を立てた。
んなこと、自分で聞けってか？
いやいやいや、聞ける訳ねぇってばよ！
オレってば音のことが好きだって気づいた時から顔見るだけで妙に緊張するし、話しかけると決まって恥ずかしくなるしよ………
サクラちゃんのことが好きでバカみたいに追いかけてたあの頃とは違って、
"女として"好きという気持ちを知っちまったからには、平常心ではいられないのが普通じゃねぇのか？
『それがさー、シカマルのせいで』
「シカマル？
どういうことよ、シカマルと何してたの？」
な、な、なんでシカマルっ！？
サ…サクラちゃんそんなに顔を赤らめてあからさまに嬉しそうに聞くなってば！！！
とはいえ、
気になるからその先をもっと聞いてくれ！と願う自分もいて、色んな想いが頭の中でうずを巻いていて気分が悪くなった。