03/22の日記
17:32
コロコロアニキ春号ネタバレ感想
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◆追記◆

第2話「バンカーたちはどう生きるか」
前回と同様、表紙は表→無印ver.&裏→新作ver.のポスター仕様です。コロッケたちの変貌ぶりを印象付けるために今後もこの仕様でいくのかもしれません。

本編は、ようやく!私の推したちが帰ってきましたよ!!!

まずウスター。本当にどうしちゃったんですか…。こっちは前回の渋メンウスターを迎えるつもりで心構えしていたというのに、思いもよらぬ半ズボンの萌えキャラマスコットと化しているではないですか!それでいて中身はそつのないツッコミに人の好さと懐の深さと親父臭さを抱えた昔のウスターそのままです。
いや本当に登場が早くて良かったです。1話のダークな世界観に飲まれた3ヶ月間の重苦しい緊張もほとんど吹っ飛んでしまいました。p201でようやくコロッケさんの笑顔が見られたもの。そうこなくちゃ!
ウスターのコロッケの変貌と「バーグを殺す」という目的への戸惑いには終始頷きっぱなしですが、そのうえで無理に詮索はせず「お前が何をやろうとしているのか知らねーが、俺はお前にとことんついていくぜ!」と宣言するのは、さすがでした。お前やっぱりそういう男だよ…( ;∀;)

そして昔のように共に禁貨探しを始めたふたりの前に立ちはだかったのは…リゾット!!
……なのですが、何なんでしょうあのリゾット。腕や腹筋が筋骨隆々になってドロップやモツ子も真っ青のヘソ出しスタイルになったのはまだしも、その体格であってどう見ても身長は伸びてないし大人っぽくもなっていません。下手したらプリンプリンが普通と思えるくらいアンバランスで不自然(※個人の意見です)。コロッケはあらゆる面でコロッケさんになっただけに……。
ってことはさておき、リゾットは謎の軍組織から故郷を救うために再び禁貨を集めている模様。仲間であるコロッケやウスターであろうとも容赦はしません。そしてそれはコロッケも同じ。ふたりは自分の譲れない願いのための相手の禁貨をも奪おうとぶつかり合います。
その後立ち去るリゾットを手助けしようとはせず、ひたすら自分の道を行くコロッケ。もう他人の願いを安易に引き受けてしまっていた少年コロッケは本当にいないんでしょうか。

以下、今回の話から◇分かったこと&◆新たな疑問点まとめ。

◇禁貨・バンカーが世界から消えた理由
 →禁貨を悪用するバンカーたちとそれを阻止しようとするコロッケや仲間たちが衝突。その結果他の仲間は全員斃れ、ひとり残されたコロッケがバン王によって自らを含めたバンカーと禁貨を全て消滅させた。
前回の「禁貨とバンカーを消し去った伝説のバンカー」はやはりコロッケでした。仲間たちは全員死んでしまっていたなんて。たったひとり四面楚歌の中でそんな決断しただなんて……(´;ω;`)ウゥゥ

◇現代のバンカー
 →何者かによって消滅したバンカーたちが次々と復活している。しかもコロッケ・ウスター・リゾットは当時とは姿が異なる。
なるほど、それなら無印時代が「遥か昔」のことなのに現代のコロッケが青年でも一応矛盾はしません。ついでに今作ではやたらと「バンカーは人間ではない」と表現されているのが引っかかっていましたが、もしかしたらそれも「蘇った死者」という意味なのかも。

◇現代の禁貨
 →バンカーと共に現世に再び出現しているもののその珍しさから大変な希少価値があり、闇ルートで高額で取引されている。
これに関しては「コロッケ!4バンクの森の守護神」を連想させますが、あちらが生きているバンクを売買していたのに対し、今作は禁貨そのものがプレミアものですから、バンカーはもとより一般人にとっても宝石に勝るお宝のようです。かの「世界なかよし協会」が偽禁貨を生産してバンカーに売り捌いて大儲けしていたことを思い出せば想像がつきますね。

◆シャトーブリアン
冒頭の技、キモチ悪っ!なマロングラッセや前回のガパオを配下に置く謎の人物。禁貨を求めるバンカーであることはまず間違いなさそうですが、現代のコロッケが明確に敵対していることからも、彼の「バーグを殺す」願いと何か関係があるのかも。
しかし、多くのバンカーが集めた禁貨を捧げているのだとしたら、ある種のカルト集団と言っていいかもしれません。

◆誰がどうやって何の目的でバンカーを蘇らせているのか。
まだ謎です。禁貨も消し去られているわけですから方法も検討がつきません。きっと何か抜け道があったのだろうけど。

◆グランシェフ王国、謎の軍組織の侵攻!
……またかよ。とは言わず推しのことですから真面目に考えます。
一度、カラスミ軍団による侵攻の影響で政治・経済・環境をズタボロにされている国ですが、かつてカラスミ軍団が禁貨ゴーグルを求めて侵略したように、またしても「人を狂わせるオーパーツ」の存在が後付されそうな予感です。
そもそも、上記の通りリゾットは一度死んでいるわけですよね。それで現在は何世代も後のグランシェフということですが、王子を失ってなお現在も「王国」として存続しているからには、リゾットが蘇るまでにもきっと紆余曲折があったことでしょうが。
案外、国家を維持・繁栄させるための政略で幅広く他勢力から恨みを買っているのかも。


長くなりましたが彼らを見守るためにも購読は続行していきます。


「コロコロ創刊伝説」感想。
小1の頃本誌で出会い、後に弟が人生初の単行本を買いそろえ姉弟共に全話読破した私にとってひかわ先生の「星のカービィ」はコロコロ全体でも特段思い入れある作品でした。ですから突然連載が終了した時は大変ショックでしたし、先生が漫画を描けなくなるほどの精神状態に陥っていると聞いてずっと心配でした。
前号での復活連載、それと今回の話を読んでみてようやく胸のしこりが解け始めて、ひかわ先生が再び漫画を描いているいうことに、のむら先生と並んでいることに心から感激しています。
時の流れが過去や苦しみを浄化する、それもこのコロアニのテーマなんじゃないかなと思いました。

2018/03/22 17:32
カテゴリ: ブラレ感想
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