06/26の日記
20:52
コロッケ! BLACK LABEL第6話感想
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夏号まであと3週間を切ったのに春号の話を書くこのグズをお許しください(泣)
今回は特に救いが無さすぎて…
心が折れそうになって…
息が出来なくなった。
第6話「バンカー失格」
まだ独りでシャトーブリアン軍と敵対するリゾット。
誰も彼を助けようとしないし、彼自身も誰にも頼ろうとしない。
高い崖を自力でかけ降りて逃れるリゾット。
昔は崖から転落した時、ウスターが命懸けで助けてくれた。
今のウスターでは、同じ状況でリゾットを助けられない。
今のリゾットが頼れる人は誰もいない。
王国中に指名手配されているありさま。
「元」王子。
うん、知ってる。
言われなくても。
バンカー中心の世界を作ろうと言う元帥閣下。
邪魔者は徹底的にあぶり出し殺せ、と。
元帥閣下は何を目指しているんだろう?
キャベツと再会したコロッケ一行。
パセリを同伴しつつ、ただの農夫として暮らしているという。
外見は全く変わっていない。
でも、台詞と表情の出し方から間違いなく大人になっているのがよくわかる。
(樫本御大の描写力に大感激。)
一緒に行こうという誘いを、戦いたくないからと断るキャベツ。
蘇った世界で一般人として生活するキャベツにコロッケは。
「…………でも確かに、こんなところでのんびり暮らすのも悪くないかもな…!」
……コロッケは、生まれた時から豪腕のバーグにバンカーになるために育てられた。
バンカーとして生きる以外の道なんてなかったし、自分でも想像もしてこなかった。
そんなコロッケがたぶん初めて、戦のない人生を、平穏に生きることを考えたんじゃないですかね。
が、実はキャベツは戦いをやめてはいなかった。
天才的な頭脳(Dr.フォアグラークラス?)を持って復活し、ピロシキと共にシャトーブリアンを暗殺するための爆弾を作っていた!
四獣士がシャトーブリアン軍に属している理由はやはりカラスミだった。
タロ同様、グランシェフ王国で捕虜となっているカラスミを救うためにやむなく服従しているとのこと。しかも相当前から。
(状態変化で脱出されるのを防ぐためか鎖でグルグル巻き+液体満タンのカプセルに閉じ込めるという厳重な拘束がエグい…)
5話の時点でそうじゃないかと予想した通りだった。
それ以外に四獣士がカラスミ以外の者に仕える理由が無い。
ピロシキは元帥閣下に命令され、キャベツを殺しに来た。
だけど、仲良しのキャベツを殺すことはできなかった。。
迷った挙げ句、殺せないまま帰ってきたピロシキをタンタンメンが…。
キャベツに襲いかかるタンタンメンをコロッケは倒してしまう。
ピロシキとタンタンメンの死を目の当たりにして憔悴しきってしまったキャベツは、暗殺目的で作った爆弾で自ら家を爆破
(人里離れた場所にわざと建てたとはいってもたまたま周りに人がいないとも限らないし、コロッケたちの持ち物が残っていたらどうすんだ…)。
もう人が死ぬのを見たくないとこぼすキャベツ。
もう戦いたくないキャベツ。
かつては王様になることを目指し戦い続けていた、慢心しやすい性格ながらも希望と向上心に満ちていたキャベツがこのような弱さや絶望を見せるとは。
今回の件だけじゃない。数百年前の多くのバンカーが散ったあの戦いを経験したことがそう言わせたんだと思う。おそらく。
このキャベツは、「あの」キャベツだけど「あのままの」キャベツじゃないんだ。
「現実」に打ちのめされたことで大人になってしまった。
そしてそんなキャベツをコロッケは「バンカー失格」と言い、敢えて突き放す。
バンカーの世界では到底生きていけないキャベツへの、せめてもの優しさだった。
コロッケもキャベツと同じはず、「子ども」のまま「夢」だけを見ていたかったはずなのに。
「大人」になる苦しみを痛いほど味わっているのに。
なぜコロッケは逃げられないのか?
なぜコロッケがやらなければならないのか?
そうまでして戦場に生きなければならない謂れは何?
私にはわからないよ。
そして、独り残されてしまったモッツァレラも報われない…。
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16:54
コロッケ! BLACK LABEL第5話&単行本1巻感想(今更)
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あんまり書いておきたいことがないのでまとめて。
個人的に「ただ一点」を除いてはさほどショックを受けなかったという。
第5話「希望の中の絶望、暗黒の中の瞬き」
かつては貴重な一般人枠の非戦闘要員だったテトは能力を得てバンカーとして、ついでに大人の女性の姿で(つまり昔は「子ども」だったんだね)現世に復活。
なんで?って話なので、いよいよ数百年前の戦乱と「バンカーが変化して蘇っている基準」にはきっちり補完が欲しいところ。
有るとすれば、戦の中で死んで、バンカーと見なされて復活したのか?
で、もっと別人なのが。
シャトーブリアンが唯一信頼をよせるNo.2で、頭脳明晰かつとんでもない強さの…
プリンプリン元帥閣下!!
(゜_゜)
この世界のプリンプリンは。
見違えるほどの高身長で体格も良く、
国ひとつを制圧する軍のNo.2に納まる手腕の持ち主で、
アニオリメインのシャーベットを思わす(露骨に意識してるよね。)仮面を纏ったイケメン
……ただしその下の素顔はブ○○○。
だそうです。
他の情報。
・現代のグランシェフ王国を制圧したのはシャトーブリアン軍。
・四獣士はシャトーブリアンと元帥閣下の部下で、他のモブのことは仕切っていることから幹部格。
・タロがシャトーブリアン軍に捕縛される。
・ポーはタロを救出すべく軍に逆らった末に殺された(下手人はタンタンメン)。
プリンプリン…
ポー姉さん…
続けて単行本1巻の書き下ろし。
第2.5話「ここにまた一人」
タピオカちゃん可愛い!モッツァレラと同じくらい好みかも!!
コロッケは良くやった!!
というのが一番ですが、それはそうとして、
特筆したいのはレモネードのこの台詞。
「どうやらオレたちバンカーは、死ぬことすら許されねぇらしい!!」
まだまだ謎だらけの今作で、一つだけ確かに言えるのはこれ。
バンカーは、禁貨を求め破壊や殺戮に身をやつし世界を破滅に追いやった。
全てのバンカーがそれぞれに死すら生易しい罪を犯した。
死んで楽になるのは許されない。
これからも苦しみ続けろ、と。
現にコロッケは、全てのバンカーを道づれに無理心中を遂行した。
その上で、世界を救った英雄として消えることができなかった。
今もその業を背負ってもがいている。
そして復活し、激しく動揺した直後にその悟りが開けるレモネードは、流石だと思います。
実に優秀な悪党だ。
この世界でもその心意気で存分に暴れて見せてよ。
でもリゾットにしたことは忘れてないからな。
タピオカちゃんを「偶然」助けた形になっても私は騙されないからな。
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