12/11の日記

22:54
コロコロアニキ2018年秋号感想
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BLACK LABEL第4話はあまりにも重要な情報が多く、且つあまりにも重苦しい内容で書きたいことが多すぎて今日までまとまらなかったので(言い訳)、
いくつか記事を分けようかと思います。

あ、あと複製原画は2色とも応募しました。カッシーの描くアニトリオが一番好きかも。まずカッシーの絵が大好き。







第4話「変身と変心と偏心と」
えー、それぞれなんのこっちゃというのはまだ結論が出ていませんが…。

・田舎町を訪れたコロッケ一行は、優しくてかっこいいと評判のパン屋の青年と出会う。
・大量の禁貨があるとの情報から町はずれに向かった先にはパン屋があり、かわいい女の子店員についていくウスターだったが、女の子が突然脱皮し、先ほどの青年店長に変身。正体は青年の姿になって蘇ったアンチョビ。
・再会に驚くウスターに襲いかかるアンチョビと、禁貨の噂を聞きつけ訪れたバンカーたちの死屍累々が店から転がり出てくる中で、駆けつけたコロッケもアンチョビと邂逅。
・数百年前、カラスミは父とアンチョビを生き返らせることに成功し3人は再会を果たすが、直後にカラスミとフォアグラーはバンカー同士の戦乱から世界を救うためにアンチョビを残して出陣、そのまま2人とも戦死したとのこと。
・再び独り残されたアンチョビは戦いそのものとバンカーたちを憎み、現世に蘇るバンカーの殲滅を宣言、コロッケと死闘を繰り広げる。
・目を覚ましたT-ボーンが満月を見て凶暴な野犬に変身しふたりをズタボロにする。
・決着を後回しにするアンチョビに対し、コロッケは少しでも希望がある限り戦い続けることを告げる。


登場1コマで誰だかわかったブラレver.アンチョビとコロッケさんの邂逅が思いの外早かったです。
最終回時点であえて明かされなかったカラスミ・アンチョビ兄弟と博士のその後は「願いが叶ってやっと家族揃ったね!→速攻離散…」という
今号もまた夢も希望もない荒野でしたねえ。
許されないことをした彼ら一家がそう簡単に幸せになれるとはあまり思ってはいませんでしたが、それにしたってこれはすさまじい。
彼ら兄弟については別記事でじっくり。


「数百年前のあの日、お前はこの世界のバンカーを皆殺しにした」
これについては(ムカつくけど)アンチョビが正しいです。そしてある意味これはアンチョビの立場でしか言えないことでもあります。
話の流れから言って、アンチョビは件の戦乱でコロッケたちの味方としても敵としても戦ってすらいなかったにもかかわらず、
コロッケとバン王によって「この世のバンカーとして」他のバンカーもろとも消されたのですから。説得力が段違いです。

あの日コロッケは夥しいバンカーの生命と業を背負うことになった。
ただそれは、今までだってずっとそうだった。
戦うということは、自分の夢を叶えるということは、禁貨を奪うということは、すなわち他の誰かの夢を、時には命をも踏み越えていくということです。
かつてのコロッケが知らなかった、気づいてなかった、もしくは目を反らしていただけのことです。
昔のコロッケが求めていた楽しいバトルやクリーンな大会などはそうそうある物じゃない、もっと陰惨で理不尽な世界であることは元々そうだったのです。
でなければコロッケがバーグを失うことも、アイスバインらによって家族が崩壊することもあるわけがない。
バンカーとして生きていくならば、コロッケはその不条理を現実として受け止めなければならないわけです。
また、かつてビシソワーズ兄弟を消し去ろうとしたのは魔ジカルハットによって失敗したわけですが、
逆に言えば魔ジカルハットによる阻害が無ければ、コロッケはビシソワーズ兄弟5人をあの場で殺していたのです。
そのようなバン王の脅威も、コロッケと私たち読者は念頭に置いておくべきでしょう。


このコロッケさんはそうした理不尽や恐ろしさ、自らの罪に目をつぶることをやめたようです。
ちょっとあまりにも昔のコロッケ少年と変わりすぎです。ヤマザキが「変わりすぎじゃー!!」ってずっこけるやつです。
おかげで私はいまだにコロッケのキャラ造形が理解できずにいるわけですが。

次回の彼らが大変気になります。
カテゴリ: ブラレ感想

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