03/28の日記
21:41
リゾットをよしよししたい(※ネタバレを振り返って)
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リゾットの背負うものがいつも重すぎる…
と思うわけです。
生まれ育った時は確かに王国の中でちやほやされ大事にされて何不自由なく暮らしていたでしょう。
そんな彼が
侵略者によって平和な日常を唐突に壊され、
両親も奪われ、
幾度も腰抜けと嘲られ、
禁貨を求めて戦っていたのに敗退、
自分を庇った仲間を救えず、
それでも振り返らず試合に挑み、
争いの螺旋を止めようと仇に手を差しのべるも救えず、
気遣ってくれた女の子を幾度も目の前で拐われて、
地球を救うために、王としての矜持を貫くために戦い、でも一歩及ばず、
ついには世界規模の戦乱で仲間を守るために戦い絶命、
おまけに蘇ったと思えば、故郷は別の組織に制圧されていた。
あれほど故郷と仲間を守るために戦ってきた、みんなを大好きなリゾットが、
故郷のために仲間をも倒してまで禁貨をかき集めている。
あの世界でリゾットは、
両方を守れる状況にない。
どんな思いで戦っているのだろう?
私はそれが苦しくて堪らないのです。
「手裏拳トンマ」の大人たちは、ストーリーの主軸に関わらない代わりに、主人公たちの帰るべき場所―家や日常を守っていてくれますが、
リゾットにはそういう存在がいません。
「BLACKLABEL」に至っては、彼の両親はすでに生きてはいない可能性が高い。
それでも彼は故郷を救うという。
仲間を押し退けてでも。
悲しい。
そういうリゾットだから惹かれたのに、
そういうリゾットだから悲しい。
今はただ、リゾットが仲間と故郷、どちらも守れる結末を望むしか出来ません。
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