HUNTER×HUNTER

□HUNTER×HUNTER
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ドーレ島についた五人。
レオリオ「すんげぇ人だな。」
クラピカ「おそらく殆どが我々と同じ目的なのだろう。」
レオリオ「世界各地から集まったハンター受験者って訳か。ええと、ザバン市へ向かう乗り物は・・・」
ゴン「船長。いろいろとありがとう。お蔭で楽しい船旅だったよ。」
船長「よく言ったぞ。ゴン。過酷な航海が楽しい船旅だったとはな。」
シーラ「?クラピカ?どうかしたの?」
クラピカ「いや、何でもない。」
ザバン市へ向かうのに一本杉を目指せと言わた五人。
レオリオ「でもよぉ、おかしいぜ。試験会場があるザバン市全然逆の方向だぜ?」
クラピカ「確かに。」
レオリオ「近道所か下手をすりゃあ無駄足になるぞ。」
シーナ「でもあの船長さんの目、嘘ついてる目じゃなかったよ。一本杉目指してみようよ。」
シーラ「うん。だよね。」
レオリオ「お前らはもうちょっと人を疑うということをだなぁ」
シーラ「だってあの船長さん。嘘ついてる感じはしなかったもの。」
レオリオ「でも直接ザバン市へ向かうべきじゃないのか?」
?「ザバン市へ向かうならバスの直行便が出てるぜ。バス停はすぐそこだ。」
レオリオ「誰だ?お前。」
?「おいらはマシュウ。あんたらと同じ新人(ルーキー)受験生さ。よろしくな。」
ゴン「俺はゴン。」クラピカに握手を求めるが握手をしないクラピカ。シーラとシーナに至っては人見知りが発動している。
レオリオ「気にすんな。こいつはちょっと変わり者でな。しかも後ろの奴は人見知りが激しいんだ。俺はレオリオ。マシュウさんよ。ところであんたもバスで行くのかい?」
マシュウ「生憎、おいらはバスが苦手でさ。それに前から一本杉のある山を目指そうと決めてたんだ。」
シーラ「!?」
ゴン「じゃあ俺と同じ道だね。」
マシュウ「おお!それは偶然だ。おいらも気の合う仲間を探してたところなんだ。一緒に行こうぜゴン。」
ゴン「うん。」
レオリオ「ゴンまで。」
ゴン「俺はシーラやシーナの言ったように船長の言った道を行ってみる。きっと理由があるんだよ。行こう、四人とも。」
シーナ「クラピカとレオリオはどうする?ま、先行ってるからもし気が向いたのなら来てよ。」
クラピカ「船長の言葉がどうのと言うよりゴンの行動に興味がある。しばらく彼らに付き合ってみるさ。」
レオリオ「意外に主体性のない奴だな。」と言いレオリオは一人バスでザバン市に向かう。だがバスは目的地へは向かう事のないバスでレオリオはバスを降りゴン達の元へ向かう。その頃ゴン達は―――
クラピカ「・・・・・・」
ゴン「まだ足は痛む?マシュウさん。」
マシュウ「ああ。歩き慣れない山道で足を挫いたみたいだ。」山の中へ薬草を取りに行ったゴン、クラピカ、そしてシーラとシーナ。マシュウもそのあとへ続く。
クラピカ「そんなものはしまえ!どうせろくにも使えはしないのだろう?」シーラはサイ?の元へ行く。
マシュウ「お、おい!」
クラピカ「シーラ❗」と言い武器を構えようとした、が
シーナ「クラピカ。大丈夫だから武器をしまって。」
クラピカ「だが、シーラが・・・」
シーラ「私を信じてよ。クラピカ。」
クラピカ「すでに殺気立っている。やむを得ん。」
シーラ「待って。クラピカ。縄張りを荒らされて気が立ってるだけだから。」さらに怒るサイ?
シーラ「落ち着いて。何もしないから、私達はあなたの縄張りを荒らす気なんてないの。だから――――レオリオ「危ない。シーラ!」
シーラ「え?何が?」そしてレオリオの鞄で殴られたサイ?
シーラ「なっ!」
クラピカ「!?」
レオリオ「だぁぁぁあ!こっちに来るなぁ!」
クラピカ「何しに来たんだ?あいつ・・・」
ゴンシーラシーナ『・・・・・・』
ゴン「罠?バスが?」
レオリオ「ああ。全く酷い目に遭ったぜ。」
クラピカ「で、ゴンやシーラ、シーナのあとをのこのこついてきた訳だな。レオリオ。」
シーナ「まあまあ、クラピカ。せっかく皆揃ったんだしそんなこと言わずに。」
レオリオ「旅は道連れって言うだろ?だからよぉ、いい加減そのサイをどっかに連れてってください。」
シーラシーナ『バイバーイ。』
レオリオ「薄気味悪いところだな。人っ子一人見当たらないぜ。」
ゴン「でも、いっぱい人居るよね。」
クラピカ「うん。油断はするな。」
レオリオ「え!何でそんなことが分かるんだよ!」
クラピカ「息遣いがそこら中から聞こえてくるじゃないか。」
ゴン「うん。衣擦れの音もするし隠れてるのかな?」おばあさんが現れクイズを出題した。
レオリオ「おいこの五人で一問ってことか?」
おばあさん「その方が手っ取り早いだろう?」
レオリオ「でももしこいつが間違えたら俺で失格ってことだろ?」
クラピカ「有り得ないね。むしろ逆の可能性があまりに高くて泣きそうになるよ。」
シーラ「まあまあ、二人とも落ち着いて。」マシュウは一人でクイズをうけた。
マシュウ「生憎だったなおいらにはあんたらと仲間になるつもりなんてこれっぽっちも無かったんだ。」
シーナ「知ってたよ。そんなこと。だからあなたが嫌いだったんだ。言うこと全てがほとんど嘘で出来てたからね。」クイズの問題は母親か恋人どちらを助けるかという問題だった。
クラピカ(本気か。こんな問題に万人共通の答えなどない。)レオリオはこの問題にキレた。そして正解などないと言い切った。その時遠くから悲鳴が聞こえた。レオリオ以外の四人にははっきりと聞こえた。そしてクラピカはクイズを受けると答えた。
クラピカ(気付けレオリオ。簡単なトリックだ。ゴン、シーラ、シーナ。お前達にも聞こえたはずならばこのクイズの絡繰りに気付くんだ。)問題は息子か娘かどちらを助けるかという問題だった。レオリオはタイムアップと同時におばあさんに殴りかかったがクラピカに止められた。そう。クラピカ達は合格したからだ。こんな問題に答えはない。答えのない問題は答えられない。つまり沈黙がこの問題の答えとなる。
ゴン「駄目だ。どうしても答えが出ないや。」クラピカとレオリオは笑った。
レオリオ「何だよ。まだ考えてたのかよ。」
ゴン「でももし本当に大切な人二人のうち一人だけしか助けられない場面にであったら・・・?」
クラピカレオリオ『!?』
シーラ「・・・・・・。」
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