HUNTER×HUNTER

□HUNTER×HUNTER
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ゴン「大丈夫?おじさん。」
男性「おじさんじゃねぇ。レオリオさんだ。」
船長「どうやら今年もドーレに着くまで退屈しなくて済みそうだ。」
?(同い年位の子?)
ゴン(さよなら・・・クジラ島)
ナイフが刺さりカモメが一羽死んでしまう。それを見ているのかいないのか分からないが欠伸をするレオリオ。綺麗な顔立ちをした少年は何処かを見つめていた。その先にはゴンが居た。
?「ねぇ。君、名前は?」
ゴン「俺?俺はゴン。ゴン=フリークスって言うんだ。もうすぐ十二歳。ところで君は?見たところ同い年だよね?」
?「私?うん。私も今年で十二歳だよ。名前はシーナ。よろしくね。ゴン」
ゴン「うん。こっちこそよろしく。シーナ。」
シーナ「ところで何を釣っているの?」
ゴン「デッカイ魚でも釣りたいな。」
?「シーナ?どうしたの?あと、この子は?」
シーナ「あ、シーラ。この子はゴン。ハンター目指してるんだって。紹介するね。ゴン。この子は私の双子の姉のシーラ。」
シーラ「よろしく。ゴン。」
ゴン「こちらこそよろしく。シーラ」船酔いする人が出てきた。
シーナ「船酔いって、苦しそう」
シーラ「そうだね。」そして船乗り員に軽く文句を言われている船酔いした人。ナイフの取り合いが続くころゴンとシーラとシーナは釣りに夢中でレオリオと綺麗な顔立ちをした少年は興味がないようだ。
シーラ「なんか向こうの方がうるさいね。」
ゴン「そうだねー。」
シーナ「うん。」
そして負けた人が船から追い出されていた。
シーナ「わぁ。浮き輪ちゃんとくれるんだったら落とされた後も安心ね。」
ゴン「・・・問題はそこじゃないと思うんだけど―――!?来た来た❗」
シーナ「え?本当に?凄い。ゴン頑張ってね。」
船長「ん?」
シーラ「わぁ。凄い。大きいよ。」
船長「ボウズ。大物を釣り上げたな。しかもトビカツオは滅多にお目にかからない品物だ。」
シーラ「へぇー。そんなに凄いのゴンってば釣り上げたんだ。・・・あ・・・嵐が来るね。」
レオリオ「よせよ。波一つたってねぇぜ。」
シーナ「風が湿ってきた。それに塩気が多い。ウミヅルも注意しあってるしね。」
レオリオ「ウミヅルだって?鳥の言葉が分かるってのか?」
シーラ「何となくだけど分かるよ。」
レオリオ「はぁ?訳分かんねぇ事言ってんじゃねぇよ。」
船長「お嬢ちゃん。」
シーナ「?私ですか?」
船長「あぁ。」
シーナ「何ですか?」
船長「嵐の規模とかは分かるか?」
シーナ「ウミヅルはかなり大きいって言ってます。この船脚だと・・・あと、二時間後ですね。」
船長「セントエルモの火だ。」
シーラ「セントエルモの火?」
?「雷雲、または帯電した雲が頭上に来るとマストのてっぺんなど高所に集中した静電気が非常に強くなって起こる発行現象だ。」
シーラ「へぇー。物知りなんだね。」
レオリオ「やっと口をきいたと思えば百科事典に載ってる解説ありがとよ。」船乗りの間ではセントエルモの火を見て生きている人は居ないと言われているらしい。大きな嵐のため船が物凄く揺れる。殆どの人達が二回目の嵐にビビり逃げてしまった。
レオリオ「名前が聞きてぇだと!?」
船長「そうだ。」
ゴン「俺、ゴン。」
シーラ「シーラです。」
シーナ「私はシーナです。」
ハンモックに横になっていた綺麗な顔立ちをした少年は
?「クラピカという。」
レオリオ「お、俺はレオリオだ。」
船長(ゴン。シーラ。シーナ。クラピカ。レオリオ。か)で?お前たち何故ハンターになりたいんだ?
シーナ「私の会ったことないお姉ちゃんみたいな立派なハンターになりたいからです。」
船長「お前さんの会ったことない姉はハンターなのか?ちなみに何ハンターだ?」
シーナ「賞金首狩りです。」
船長「なるほどな。で?それとお前たちは?」
シーラ「私も妹とほとんど同じ理由だけど、もう1つは姉を探すため、です。」
船長「なるほどな。他のやつは?」
レオリオ「おい。偉そうに聞くもんじゃねぇぜ?面接官でもあるめぇし。」
ゴン「・・・俺は父さんがやってた仕事だから。だから、どんなものかやってみたくって。」
レオリオ「勝手に答えるんじゃねぇ。俺が今このジィさんと話してるんだぜ?」
ゴン「良いじゃん。理由を話すぐらい。」
レオリオ「俺は嫌なんだ。俺は絶対に教えねぇ。俺はな嫌なことは決闘してでもやらねぇ主義なんだ。」
クラピカ「私も同感だな。レオリオ。」
レオリオ「おい。てめぇ歳いくつだ?馴れ馴れしく呼び捨てにするんじゃねぇ❕」
クラピカ「最もらしい嘘をついて嫌な質問を回避するのは容易い。しかし、偽証は強欲と等しく最も恥ずべき行為だとわたしは考える。」
レオリオ「レオリオさんと訂正しろ。」
クラピカ「かといって初対面の人間の前で正直に告白するにはわたしの志望理由はわたしの内面に深く関わり過ぎている。従ってこの場で質問に答えることは出来ない。」
レオリオ「レオリオさんだ。レオリオさん。」
船長「答えんやつは今すぐこの船から降りな。」ハンター試験はもう時すでに始まっていたのだ。
レオリオ「俺がハンターになりたい理由はな――クラピカ「わたしはクルタ族の生き残りだ。」
レオリオ「おい。俺が話そうとしているだろう。」
クラピカ「わたしが志望するハンターは賞金首になった罪人を捕らえる賞金首狩り(ブラックリストハンター)だ。」
船長「その訳は?」
クラピカ「四年前、わたしの同胞が皆殺しにされた。犯人は殺人集団、幻影旅団。わたしは奴等を捕らえるその為にハンターになりたい。」
船長「幻影旅団と言えば一人残らずA級首だぞ。熟練のハンターでも迂闊に手を出せん。無駄死にすることになるぜ。」
クラピカ「死は全く怖くない。一番恐いのはこの怒りがやがて風化してしまわないかということだ。」レオリオの質問に対して
クラピカ「この世で最も愚かな質問の一つだな。ハンターではなければ入れない場所、聞けない情報、出来ない行動が山程あるのだよ。レオリオ。」
またキレるレオリオ。船長はレオリオの動機を聞くがレオリオの動機はお金儲けのためらしい。お金さえあれば何でも手にはいると言ったレオリオの言葉はシーラの間にさわった。
シーラ「レオリオ。それ本気?本気で言っているなら失望したよ。」
シーナ「?シーラ?どうしたの?」
レオリオ「何だと?本気に決まってるだろ。」
シーラ「見損なったよ。レオリオ。人の命も気持ちもお金でなんか買えない❕❕」
クラピカ「品性も金では買えないよ。レオリオ。」
レオリオ「これで三度目だぜ。表へ出な。薄汚ねぇクルタ族とやらは礼儀を知らねぇらしい。」
クラピカ「今の言葉取り消せ!レオリオ。」
レオリオ「レオリオさんだ。・・・来な。」
クラピカ「挑むところ!」服の中から二刀流の木刀を何処にしまっていたのか出してきたクラピカ。
シーラ「まぁ、ほっときましょう。その人を知りたかったらその人が何に対して怒りを感じるのか知りなさい。お母さんが小さい頃私達に言ってくれた私の好きな言葉です。私には二人が怒っている理由がとても大切なことに思えるんです。止めない方が良いですよ。ちょっと外は嵐で危ないですけど。」
ゴン(ちょっとじゃないよ。シーラ・・・・・・)
クラピカ「今すぐ訂正するならわたしは許してやるぞ。レオリオ。」
レオリオ「てめぇの方が先だ。クラピカ。俺から譲る気は全くねぇ。」
レオリオ「やるじゃねぇか。」
クラピカ「あんたもな!」
船の修理をしていた人が落ちそうになりゴンがその人の体を掴みシーラとシーナがゴンを掴みシーラとシーナの足をレオリオとクラピカが掴んだ。何故か一番被害の少なかったであろうレオリオが全裸状態だった。
レオリオ「おめぇら何であんな無茶したんだ?」
クラピカ「確かに無謀だ。」
レオリオ「俺達が掴まなきゃおめぇらまで海の藻屑だぞ。」
ゴン「でも、掴んでくれたじゃん。」
クラピカ「!え?・・・」
ゴン「ねぇ。決闘はどうしちゃったの?」
レオリオ「決闘?あぁ。そんなことしてたっけな。」
クラピカ「先程の非礼を詫びよう。すまなかった。レオリオさん。」
レオリオ「何だよ。水くせぇ。レオリオで良いよ。クラピカ。俺も謝る。お前の一族に言ったことは全面撤回する。」
クラピカ「うん。」クラピカは嬉しそうに笑った。 そして船長は気に入った5人をドーレ島に連れていくことを約束してくれた。
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