みんなのき

□殺したがりの君へ
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ガシッ!!!


突然何者かに腕を掴まれる。


「えふやんっ!!!気をしっかりもてよ!!!!」


「あっ!おいCool武士!!」


不良仲間と言えるCool武士が後ろを見て大きな声で喋ってくれる。



「なんでアイツは歴代と違って単独行動が許されてるんだよ!!!」


仲間の一人がそうやって叫んでいくのが聞こえてきた。


確かに、コイツは歴代の風紀委員長と違って副委員長と行動している姿を見たことが無い。





「確かに歴代と違うけど、今、この瞬間は歴代委員長と一緒だもんね〜」


もう見えなくなっている仲間の背中を見ながらピースしている。



「鬼の風紀委員長が呑気ですなぁ〜」



「えっ、俺呑気じゃないんだけど・・・」



「どの口が言うのやら・・・」



俺は何気にコイツと馬が合う。鬼と呼ばれているが実際は少し抜けてる男子高校生だ。



「だって金棒の副委員長が近くに居てくれるからね☆」



「それ中学から言われてるけどそんなに怖いか?」

え、怖いデショ。俺も怖かったし。なんて呟く。



「えふやんって何気にCool武士とも仲良いよね〜。僕の幼馴染なんだぞ〜ぶしは!」



「知らねぇよ!というかそっちはあうろんと仲良いじゃんか!!」


「仲良いって言うか同じ風紀委員長で気が合う・・・的な?」
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