みんなのき
□殺したがりの君へ
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「いつもさ。ろーって一人じゃね?」
今日もお気に入りの人の悪口を聞く。
「えぇ?話してみたらいい奴だぜ??偏見偏見!」
それを止めるのは僕。
「そうかな…じゃあ遊びに誘ってみるか!!」
いつも通りの朝で、いつも通りの会話で君の事を話す僕。
バカかな…ろーっていい奴なのに
そんな事を口にしたらバレそうだから言わないけど…
だって君は風紀委員長って恐れられてる人なんだから・・・
「つーか、えふやんさぁ、良くあの鬼共と喋れるよな」
「鬼ってw風紀委員はそんなに怖くねーよ?」
俺はいわゆる、不良ってヤツ。えふやんってのは皆からそう呼ばれてる。まぁ、まだ顔はあるんですけど...
「誰が鬼だってぇ?」
「噂してたら来ちゃったぞ委員長!!!逃げるぞお前ら!!」
噂してたら来るとかなんだその第六感的なヤツ!!!
なーんて心に思いながら俺も仲間たちに着いて逃げる。