ユメヲミル

□気持ち気持ち@
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何を書いているんだろう
と疑問に思ったとき、ナナシが後席のライナーに何かを渡した。

それから、ライナーは僕に右掌を見せてきた。
そこには、小さく折りたたまれた紙に『ベルトルトへ』と丸くて小さな字で書かれていた。

僕はその字がナナシだとすぐにわかり、ライナーから紙を奪い取って、すぐさま紙を開く。

『次の日曜日、一緒に映画見に行かない?』
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