ユメヲミル
□気持ち気持ち@
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先生の張り上げ声と、
ペンの走る音だけが聞こえる教室で、
僕はぼけっと周囲を見渡していた。
みんなよりも身長が高いから一番後ろの席にいて、
みんなの様子がよく見えるから案外この席は気に入ってる。
特に、左斜め前に座るナナシの様子がよく見えるんだ。
窓からの日差しに照らされる彼女は神聖な感じがして気分が高揚する。
ナナシはさっきから下を向いてペンを動かしている。
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