ユメヲミル
□アイネクライネ
6ページ/6ページ
ベルトルトside
ナナシは僕の為に泣いている。
僕の名前を呼びながら、ポタポタと僕の頬にナナシの涙が降ってきて、僕の涙と混ざり合い、地面に落ちていく。
涙でぼやけてナナシの顔がはっきり見えない。
それでも僕の名前を呼んでいる声は聞こえる。
嗚呼幸せだ‥‥
ナナシは僕の名前を呼んでくれる。
ナナシの名前を僕はずっと呼んでいいかな。
エンド
→
次の章へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ