亜人◇短編

□仲
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佐藤「暇だね」

田中「そーっすね」

名無し「ヨガでもします?」


田中「意識高い系女子かよ。…それ、もしかしてスムージーとかじゃないよな」

佐藤「ハハッ」

名無し「田中さんハズレー!タピオカでしたーー!」

田中「どのみちOLかよ」

奥山「皆んな何してるの、暇人アピールしないでくれる?」

ゲン 「そーだそーだ。」

高橋「こんなクソ寒い日に暖かいタピオカ飲みたいとか言ってる名無しの為に1時間も並んだんだぜ!」

佐藤「パシリだね。」

田中「ただのパシリが威張ってんじゃねーよ」

仲良くソファーに並ぶ6人。

ゲン「狭くね?」

高橋「名無しが俺の上に乗れば問題ない」

名無し「マジで言ってるんですか?死にたいんですか?」

高橋「俺なら受け止められる!さあ乗れ!」

奥山「それでも狭いよ」

ゲン「名無しちゃん、スリーサイズ教えてよ」

名無し「ブッフッ!!」

田中「お前っ何藪から棒な事言ってんだよ!」

高橋「俺の見立てでは上から81.57.83」

ゲン「出た!高橋の邪眼!」

奥山「何でそんなに数値細かいの」

田中「くだらねぇ。お前ら名無しはそんなに胸でかくないだろ」

ゲン「ひどーっ」

高橋「くだらなくねぇよ!ジャンキーでもこの目は濁ってないぞ!」

名無し「……田中さんのバカーーーーっ!!」

ドカッ

佐藤「綺麗にジャブが決まったね。」

名無し「田中さんとその他3人出てって!」

高橋「その他…」

ゲン「3人?!」

奥山「僕も??」


顎をさすりながら田中は腰を上げて出て行く。

田中「おい!高橋、完全俺に飛び火だぞ。」

高橋「俺は悪くない」

ゲン「だな。」

奥山「田中君、無神経にも程があるよ。」


田中達は部屋から退室。

佐藤「高橋君なかなか良い目してるね」

名無し「もう!佐藤さんまでからかわないで下さいよ!」

佐藤「それ美味しい?」

名無し「え?タピオカ?飲みます?」

佐藤「うん」

名無し「どう?」

佐藤「…ぬるい…甘い」



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